ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

SNS広告、その怪しさ

なんというか、記事も年末進行で急ぎ気味のため気味で放出(?)気の乗らないときは本当にネタに困るものですが、乗った時ってやっぱりなんか書きたくなるものです。というわけで。

SNSの広告、その怪しさ

SNSとは、「そんなとき、なんとなく、そうするよね」Social Network Serviceの略です。言わずと知れず、いまどきのナウなヤングは見事に生活に溶け込んでいる、TwitterやFacebookに代表されるソーシャルメディアと呼ばれるものです。なかでも、Facebookは個人を実名で公表することにより、親しい仲間がどんなことをやっているのかをつまびらかに明らかにしてしまうリア充向けツールとして急速に広まっています。彼の国ではすでにビジネスで利用している人も多いとか。

で、そのなかでタマに出てくる広告サイト。これについて若干苦言を。今回(勝手に)やり玉に挙げるのはこちらのサイトです。(別にウイルスサイトとかそんな危険なものでもありませんから、念のため)


このサイト、自分のFacebookのコメントやいいね!数を自動でカウントし、自分の発行した記事が新聞形式になって出てくるというリア充向けアプリです。そのコンセプト自体は特になんのこともないのですが、どのような記事が友人に読まれているのか、コメントのフィードバックがあるのか、そんなことが簡単にわかるし、年末ですから自分の身の周りを整理する上でも一種のまとめになるのかも知れません。私のタイムラインにも、何人かがこのアプリを利用し、楽しくコメントが集まっている光景を目にします。微笑ましいですね。

が。

私はこのサイト、ちょっと疑問を感じます。なぜならこのアプリを作成している企業(企業ですよ!個人が趣味の範疇でやっているものではないのですよ!)は、

  • アカの他人である自分の記事をすべて見ることができ、
  • アカの他人である自分がどれだけ「いいね!」されているかをカウントできて、
  • あまつさえ自分のサイトに強制的に「いいね!」をさせることができる。
  • ついでに、そういったサイトに興味を持った人間として自分の写真が表示される。(→2014年11月のFacebook規約改定で無くなったようです。祝!2014/12/24追記)

最初の2個は、すでにFacebookに個人情報渡している時点でもはや何をか言わんや、ですが、最後の2つが全く癪に障ります。このページをいいね!すると強制的にいいね!されてしまうサイトが「ハーバード流宴会術」と「omiai」という2つ。少なくとも私は全く関係ないというか、できればどちらともご遠慮したいタイプのサイトです。どうしてもいいね!したくなければ後から取り消すこともできますからまぁ救済ラインはあるんですが、それこそ新手の詐欺のような感じです。例えるなら、携帯電話を安くするためにたんまりオプション契約させる町中の家電量販店のような。

携帯電話は、一応契約に対する説明義務がありますからこちらも説明を聞く必要がありますが、SNSは本当に「なんとなく」はいボタンを押すと承諾されたような広告方法です。一昔前はアダルトサイトでよく見られた手法ですが、成人男子のITリテラシーが上昇するに伴って若者向けに狙いを変えてきたのかもしれませんね。この手法自体、私はあまり感心したくはないですが、時代が産んだものとしてしょうがないかなぁ、という気もします。そうなってしまうと、必要なのは自分で自分を守る方法、知識。つねにこういったところだけはアンテナを高くしていきたいと思って生活しています。

(ご参考:NAVERのまとめがありました)