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ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

音楽性の違いに見るイヤホン選び(国内編)

音楽性の違いで見る、メーカーごとのイヤホン選び。まずは日本国内メーカーを検証してみます。日本人の感覚にあった「万人受け」するメーカーが多い、でもつまらないと感じてしまうような。なかなかさじ加減が難しいものです。

本日の駄文

おなじみ安住紳一郎アナウンサー。こんなことを言っていたそうです。

安住紳一郎アナ ワイドFMのクリアな音声に指摘「憂鬱になる」 - ライブドアニュース

2015年12月より、AMを放送している民放3社がFMでクリアな音声で楽しめるようになりました。私はもっぱらradicoなのでまだ恩恵に預かれてはいませんが、言っていること、とってもわかる気がします。おじさんの説教的なラジオは、その内容とともにAMの音質だからこそ凄みが増していたような気がします。音質が綺麗になる嬉しさ半分、AMでの音質を懐かしむ寂しさ半分、といったところでしょうか。

音楽性の違いに見るイヤホン選び(国内編)

先日、秋葉原で開催されていた「ポタフェス」にお邪魔してきました。イヤホン界ではその名が知られた有名店「eイヤホン」が開催するポータブルオーディオの祭典です。以前よりも出展しているメーカーも多く賑わっていたのですが、土地柄なのかとてつもなくマニアックになってしまった印象もありました。イヤホン好きな人=みんなマニア、ってことは無いのにねぇ。

自分がイヤホンを選択する基準は、どちらかというとちょっと変わっている気がします。こういった家電製品の世界はスペック厨になりがちですが、私はやっぱり「音楽」が好き。メーカーによる色の違いを求めてさまざまなイヤホンを買い求めているような気がしたので、そこで(完全に主観による)簡単にメーカーの色の違いを書いてみようかと思いました。今回は国内メーカー編、気が向いたら海外編を書こうかと思います。

sony

低音:そこそこ強め。(★☆☆)

色:こってり油絵のような濃さ。

sonyは、良くも悪くもその濃い音作りが特徴です。ウォークマンも色が強い部類に入っています。個性をより強調するのでわかりやすい音楽になりやすいですが、多少聞いていて疲れてくるところもあります。イヤホンではダイナミック型は濃いめの音楽をそのまま具現化した音作り。翻ってBA型は非常に繊細。おとなしさ、弱々しさを感じるもの。BAを自社生産している個性がストレートに伝わるタイプなんでしょうかね。

  • MDR-EX450-H:末っ子のダイナミック型。標準タイプからのステップアップに最適。

  • h.ear MDR-EX750:ダイナミック型の新機種。スタイルの良さが特徴、ノイズキャンセリング機能を搭載したMDR-EX750NAは素直に音楽を味わえる秀作。

  • XBA-A1:ハイブリッド型。一番個性が表れやすいタイプで、コストパフォーマンスが最適。かなりオススメ。

  • XBA-100:BA型。おとなしいBA型の特徴がいちばん出ている感じ。BA型にしては安価なのがメリット。

オーディオテクニカ

低音:割と強め。 ★★☆)

色:日本的な音楽としては自然。

audio-tecnicaは販売している製品の裾野が広いため、万人受けする音楽を作っている印象が強いです。ちょっと低音強さが気になりますが、高級機になってくるといい具合のバランスがとれる機種が多いかな。「優等生タイプ」といえるかもしれませんね。少し前からイヤホンラインナップが整理され、選びやすくなりました。

  • ATH-IM50 BK:ダイナミック型、デュアルドライバ。押し出し強めの音が印象的、ハウジングも大きめ。

  • ATH-IM01:シングルBA型。ようやくこのレベルで「万人」に薦められる機体がでてきたと思わせた機種。ハズレが少なく入手しやすいのがメリットでしょうか。

ビクター

低音:強め。★★★)

色:音楽を聴かせることを念頭に置いた濃厚な味。

JVC Victorの得意分野は重低音。わかりやすい音をしており、これで評価が別れます。私はこの重低音が実は苦手でイマイチ敬遠していたメーカーだったのですが、後述のウッドハウジングイヤホンを聞いてからその印象がかなり変わりました。すごく音楽的でこれはこれで良いものだと。「音楽としての色」を聞きたい場合にはオススメ、反対にながら聞きするような用途では苦手でしょう。

  • HA-FX850:評価を大きく変えることになった銘器。ウッドの鳴り方とvictorの音作りが強くマッチしてこの機種にしか鳴らせない世界。高いだけの価値あります。

  • HA-FXZ200:こちらはわかりやすいvictorの中級機。低音強め、音楽濃いめ。hiphopなどに合います。

zero audio

低音:弱め。(★★☆☆☆

色:かなり薄味に抑えたキレイ系。

共和ハーモネットというメーカーの製品がzero audioという名前で売られています。小回りのきくメーカーだからか、お買い得な製品が多いのが特徴。値付けも良心的ですので、他人と違ったものを持ちたい、ちょっとイイものを持ちたい方に是非。色付けは薄めなので、音楽の邪魔をしないのが利点、逆に迫力がちょっと足りないと思うときがあるのが欠点でしょうか。

  • ZH-DX210-CB:「カルボテノーレ」以前も紹介しましたが、3,000円クラスではかなり完成度の高い機種。販売して結構経ちますが、いまでも売れ続けているのがその証拠。
  • ZH-DWX10:「DUOZA」デュアルダイナミックのおかげで表現の幅が広がっています。大きめの筐体ですがバランスは一番好き。

  • ZH-BX700-CD:「カルボドッピオ」デュアルBAで繊細な音作り。惜しむらくはライバルが多い価格帯。悪くないんですけど少し埋もれている不憫な子。

final

低音:普通。★☆☆)

色:美音系。素材の味を活かした音作り。

以前はfinal audio designでしたが、メーカー名変更しました。音を綺麗に鳴らすことができる技術は一番だと思いますが、最近値段も高級になってきてしまったのが少し残念。(もともとの定価が安すぎた…?)低価格帯は荒削りな感じがしますので、中~高価格帯に強みがあると思います。

  • Adagio III FI-AD3DBL:廉価帯のこの価格でも、しっかりとした世界観を保っています。(できるのであればもうワンランク上を狙いたい)

  • AdagioV  FI-AD5DSS:ダイナミック型としては空間の作り方がうまい。

  • Heaven IV  FI-HE4BBL3-A:BA型はこの機種からが真骨頂。低音のバランスと言い音の出方といい、このメーカーを代表する機種だと思います。(以前は安く買えたんですけど…でも20,000円という今の値付けがある意味正しいとも思います)