ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

修理対応~GearBest編~

対応に問題があると一部の方に定評のあるGearBest。故障品はCube iWork 10 10.1 inch Flagship。これが無事返品できるのかどうか。その対応(メールはすべて英語)をすべて日本語訳したドキュメンタリーです。果たして、不良品は無事に中国まで返品できるのでしょうか???

本日の駄文

七夕の昨日。笹の葉を飾らず、短冊も書かず…といったなんともおとなしい七夕を過ごしていました。せめてもの気分を…ということで、酒井格さんの「たなばた」を聞いて気分を盛り上げました。まぁひとり酒ですけど。

修理対応~GearBest編~

(すっごく長くなります、ゴメンナサイm(__)m)

中国大陸は安価なタブレットの宝庫です。以前、秋葉原で見つけたTECLAST X80HD は気軽なタブレットとして持ち運びできていたのですが、艦これタブレットとして運用していた当時、Windowsしか起動していない現状を考えるともう少し大きなタブレットが欲しくなりました。というわけで、初期不良や対応方法に問題があると評判の「GearBest」社からメモリ4GB、10インチのタブレット「Cube iWork 10 10.1 inch Flagship」をはるばる輸入してみたのです。

しかし。このタブレット、ある日突然電源が入らなくなりました。充電を十分に行っているのに、うんともすんとも動きません。本筋であればPaypal砲発射してmoneyをいただく手続で戦うことが筋なのですが、私おそらくまたGearBest利用する(安かろう悪かろうとしてもこの玉石混交感! は楽しい)ので、GearBestでしか使えない商品券への変更をお願いする方針で、今回中国への返品処理(&厄介な英語でのやり取りをgoogle翻訳先生サマサマです)をやってみることにしたのでした。


まずは、購入後に起きたことを時系列で整理してみます。

2/28 Cube iWork 10 10.1 inch Flagshipを発注。

3/11 EMSで発送したとの連絡。うっかり「通常発送」してしまったのでかなり発注までの時間がかかってしまいました。(GearBestは送料無料の場合時間がかかりますので、早い輸送方法がお勧めです。)

3/14 受け取り。ヒャッホイ。使用感はなかなかGoodでした。やはり10インチ! 画面が大きいとWindows10も本領発揮。メモリ4GBは信頼感あります。でもCherryTrail内蔵といってもそれほど3735とは変わらないような体感速度。(そもそもこの個体が問題有りだったので、本来はもっと早いのかもしれませんが…)

3/18 WindowsUpdate実施。このころからとっても反応が悪くなります。電源を 押しても起動しなかったり、起動したとしてもマウスやキーボードが反応しなかったり。1時間くらいほったらかしにするといつのまにかマウスに反応したりしました。

3/24 ご臨終。丸一日充電してもうんともすんとも動かなくなりました。ち~ん。

以下、GearBestとの英語のやり取りです。(すべて意訳)

3/29 いよいよGearBestにお手紙を書きます。

先週、タブレットが無事届きました。どうもありがとうございました。しかし、電源が入りません。(power has not come on)プラグを抜き差しして、電源ボタンを数秒、何回も押してみましたがうんともすんとも動きません。(doesn't work)。充電中は青い電源ランプがついていますが、画面は真っ暗なままです。

order番号は******、製品名は「Cube iWork 10 Flagship」、SKU番号は******です。写真を添付します。(製品パッケージに添付されている製品番号、製品パッケージに記載されているSKU番号)この製品について払い戻しをお願いします。よって、商品返送先の住所を教えて下さい。また、払い戻しにかかる処理がどの程度日数がかかるのかもお教えください。

私は、この製品がうまく動いてくれず大変失望しています。よって、他社製品のタブレットへの交換を希望しています。よろしくお願いします。

一応ポイントとしては、1番目のセクションは事象がどういったことかを完結に。2番目のセクションは、先人が必要だと指摘してくれていた、「注文番号」と「SKU番号」(倉庫で在庫管理用に使ってあったシールっぽい?)を写メして添付しました。3番目のセクションは今後への布石として、修理交換とならないように別製品に交換したい旨書いてみました。

3/30 意外とすぐに返事が来ました。その後、画像がうまく添付されていないとかなんとかで数回やり取りがあり、その後4/2、私の購入したブツが無事確認でき、具体的な返信が来ました。

お気遣いいただき、ありがとうございます。また、機能面でお手数をお掛けしており申し訳ございません。つきましては下記プロセスを実行してもらえますでしょうか?

普段は、電源直繋ぎで6時間以上充電すれば立ち上がるはずです。もしダメなら、針で、タブレット側面にあるピンホールを気をつけてプッシュしてくだい。(これがファクトリーリセットの手順なんだそうです)ファクトリーリセットの画面で、ペンのキャリブレーション設定を再度実行してみてください。(なぜこの手順が入るのか理由はわからず…)

もしこの手順でダメなら、ご遠慮無くご返信ください。保証規定は別ページを参照してください。

ファクトリーリセットなんて手順があるんだ、と思いながら試してみますが…相変わらずタブレットはうんともすんとも動きません。画面が真っ暗なままでした。4/5に「ダメでした」返信。その後、相手から4/6に下記のような提案がありました。

下記、2つの解決策を提示させてください。

案1:送付時と同等の状態で返送してください。そうすれば、修理して返送いたします。ただ、中国までの輸送費はアナタ持ちでお願いします。

案2:不良品はそのままでいいので、部分払い戻しを受け付けます。$10をアナタのGearBest wallet(amazon先生でいうところのamazon商品券みたいなやつですね)に払い戻しします。

中国までの輸送料金についてもご検討いただき、どちらにするかお教えください。

最初、項番2は「購入した額+10ドルもらえるの?ラッキー♪」と勘違いしたのですが、よくよく読むとこれは「たった10ドルの返金」ということのようです。ちなみにこのタブレットの価格は170ドル。使えない文鎮となったタブレットを日本に置いたまま、GearBestでしか使えない10ドルの商品券貰っても…。

ということで、返金(Refund)してくれるっていうなら案1を選択しました。その旨の連絡すると、返送先が4/8に届きました。

会社としての規定を理解してくれてありがとうございます。また、ご不便をお掛けしてしまい申し訳ございません。

返送先の住所は、深圳市南山区…(以下、住所が中国語と英語で記載されています)

以下の点についてご注意ください。

・このメールのやりとりを添付してください。我々に商品が着いた際の確認に利用します。

・通常の輸送方法(Standard shipping)で送付してください。DHL,FedEx,UPS等で送られると税関でストップする可能性が高くなるため、遅れの原因になります。 DHL,FedEx,UPSは利用しないでください。もし高い関税が適用された場合、我々は同意内容を変更することがあります。

・もし可能であれば我々が送付した梱包を再利用し、7営業日以内に返送してください。我々が荷物を追跡できるよう、送付した伝票もしくは税関書類を送ってください。同梱物は全て送り返してください。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

なんだかとってもいろいろと注意事項が有りますね~。そんなこんなで4/10にEMSで中国へ発送(輸送運賃はEMS(郵便局から発送)で約2,000円かかりました)送ったついでに送り状もGearBestへ送付したところです。

4/25 かれこれ2週間くらい経ちましたので、様子はどうかね?と聞いたところ、現在修理受付中につき、あと2週間ほど待って欲しいとの連絡がありました。

5/10 かれこれ2週間くらい経ちましたので、様子はどうかね?と聞いたところ、現在修理受付中につき、あと1ヶ月ほど待って欲しいとの連絡がありました。あれ、これってなんていうデジャヴ?

6/20 かれこれ1ヶ月くらい経ちましたので、様子はどうかね?と聞いたところ、下記のような内容の返信が。

申し訳ございません。製造元に問い合わせてみたのですが、この製品は修理不可能だそうです。また、同一製品を探したのですがすでに製造が終了しているため代替品を確保することが出来ません。

よって、下記のいずれかのオプションを選択してください。

案1:GearBest Walletへの返金(約24時間で処理完了します)

案2:あなたの支払口座への返金(paypalなら3~5日で処理完了します)

おぉう、やっとここまでたどり着いた。もはや艦これタブレットはAndroid版でも利用できるようになっているのであまり要はない。でもGearbestはいろいろと面白い商品があるしすぐにでも輸入したい商品もある。ということで迷わず案1を選択。

で、その後24時間の約束は果たされず、3日位たった後に煽りに煽った挙句ようやく私のGearbest Walletへ返金処理が実施されたのでした。

この経験で感じたことを箇条書きにすると、

  • 英語でのやりとり、しんどい。スムーズに意思疎通ができればいいんですけど、商習慣の違いやGoogle先生の翻訳を駆使してもなかなか骨の折れる交渉でした。自分が英語使いこなせるようになればいいんですけどね。
  • 中華タブレットは、やはり信頼性低い。なんだかんだで中華タブレットが手元に5枚ほどあった時期がありますが、まともに今まで使えているのは確率的に半分くらい。1枚は約半年で液晶が死んでしまい(これは投げ捨てた)、もう1枚は今回のレポートのように電源が入らず大変な思いをしました。やっぱりギャンブルなんでしょうかね。
  • でも安い。当たれば本当に普通に使えるタブレットです。一番最初に購入したx80HDはまだまだ現役で使えます。若干Windows10が重くなってきましたが、費用対効果は抜群です。大当たりといってもいいでしょう。

以上のようなめんどくささを厭わないひとであれば、ある程度GearBestも使えるんじゃないかと思いました。いろいろな中華クオリティを体感できて、私は結構よかったかなと思います。ギャンブルが嫌いな方、国内で販売されている製品を購入したい方は、おとなしく下記のようなタブレットがおすすめですかねぇ。。。

※オマケ※

この返金されたGearBest Walletで何を買ったかというと…タブレットではない、別の楽しそうなガジェットを入手しました。近々触れたいと思いますのでお楽しみに(?)