1,000円で購入できる、SHE3900。癖のない音と扱いやすい形状は、このクラスではかなりイイです。これで「さらにいい音聞きたい」人は沼へどうぞ。普通の人でも十分満足できるクオリティに仕上がっていると思いますよ。
本日の駄文
昨日の台風は、首都圏は直撃とならないのは良かったのですが…突然の嵐のような雨、そして強風。京葉線とか止まって動かなくなっていたようで、帰りが苦労された方もいらっしゃるようです。気圧の変化に弱い私も絶不調、体温調整がうまくいかない1日を過ごしました。今日の気温は30℃て…はやく安定した秋らしい天気になって欲しいものですね。
イヤホン(33)PHILIPS SHE3900
以前ほどの情熱がなくなってしまいつつあるイヤホン。最近の流行り廃りはあまりウォッチできておらず、ここ数ヶ月は以前購入したイヤホンを取っ替え引っ替えして聞いています。最近のお気に入りはなんとelecom製のEHP-BA100だったりします。BAのあっさりとした感じが、この殺伐とした毎日をさらっと受け流してくれる、癖のない良イヤホンです。
とはいえ、最近いまいち新品のイヤホンから遠のいていたので、今回深夜の勢いで久しぶりにチープイヤホンを購入してみました。用途としては、サブイヤホンとして、寝ホンとして、雨の中で壊れてしまっても惜しくない値段ということが条件(苦笑)。というわけで、購入したのがPhilipsの3900です。
- ハウジングはかなり小さめ。寝ホンとして理想的なすっぽりと収まる形状なので、これは結構いい感じです。先代3800よりも万人受けしやすい形状だと思います。
- イヤーピースはS,M,Lの3種類。
- 音の形としては、フラット型。弱ドンシャリと言えるかもしれませんが、癖のない聞きやすい音です。さすがPhilips。
- タッチノイズは…まぁ値段なり。仕方ないか。ケーブルの形状も普通。これも仕方ないか。
- 遮音性は弱いです。外の音が聞こえてきます。普通といえば普通。
- 音量は若干取りづらいかな?盛大に外の音が聞こえてきますので、音楽に没頭する用途としてはあまり良くはないですが、ながら聞きするにはちょうどいいかも。
- 音場は小型のスタジオ程度かな?
- 精細感は思ったよりもあります。意外と検討していて、1,000円のイヤホンとは全く感じません。
私、昔からイヤホンには結構な信念を持っていまして、「1,000円のイヤホンを買うくらいなら、多少無理して3,000円のイヤホンを購入したほうが、確実に幸せになれる」。この信念は変わりませんし、このSHE3900を聞いた上でも買えるつもりもありません。が。かなりこの子はいい線いってます。1,000円とすれば突き抜けた性能を持っているといっても言い過ぎではないかも。癖も無いし、精細感もそれなりだし。
が、しかしやはり値段の壁を感じることもあり。中価格帯(3,000円overの製品)と比べると、やはり超えられない壁があります。キラキラした音はよりキラキラ、低音もより締まった音。正常進化といえる音は、同じPhilipsのTX2あたりになると思います。(5,000円しますが…)こう考えると、上級イヤホンの登竜門として、このレベルで妥協できるか、もう少し上を目指したいかの判断をしやすいイヤホンなのかもしれません。
気軽に使える金額、それなりに満足できる音質、万人受けしそうなハウジングの小ささ。本当に優等生として気軽にお勧めできるイヤホンです。私は予定通り、サブのサブイヤホンとして気軽な相棒としてお付き合いしたいと思いまーす。