思い入れのある音楽を、自分ではない団体が演奏した時。なんか違う…といった違和感を感じてしまうこと、ありませんか?編曲や表現方法などさまざまな色が出せるからこそ、音楽って難しいし楽しいと思います。
本日の駄文
小話を一つ。
アイハフ゛ ア トランヘ゜ット!
アイハフ゛ ア トロンホ゛ーン!
ンアァーッ!!!!
スライト゛トランヘ゜ット!(もしくはハ゛ルフ゛トロンホ゛ーン!)
お後がよろしいようで。(大変失礼しました)
思い入れのある音楽
先日、NHKで「ゲーム音楽をオーケストラで」という特集をやっていました。演奏は、日本初のゲーム音楽プロオーケストラ、JAGMO。存在は気になっていたのですがなかなか聴く機会がなかった演奏、念願叶いブラウン管越しに初めて鑑賞することが出来ました。
私のバックグラウンドはゲームがついてまわっています。ファミコン時代の8bit×3音のころから、耳にこびりついている音楽。それをオケで聴くことができるというのは本当に贅沢な時代になったものだなぁと感じながらワクワクしていたのですが…なんか違う。と感じてしまいました。確かに演奏は上手いんだけど、少しだけ作為的な強弱の付け方や編曲が私のイメージと違う点があったりして。スーファミ音源をオケで楽器重ねるとあぁなるんでしょうが…全般的に音が厚すぎる気がしてしまったのでした。(でも個人的にはCbは8本欲しい…)
自分の中の思い入れのある音楽の理想像があればあるほど、また演奏された音楽と自分の理想が離れれれば離れるほど、感じる違和感は大きくなります。私は音楽は先入観をもたずに聴くようにしているのですが、ゲーム音楽という、自分が入れ込んだ音を聞く際は無理だったみたいです。。。全く同じ理由で、ジブリの吹奏楽は耐えられないという友人がいました。これもなんだか納得ですね。
自分が指導する立場であれば、自分の好きに音楽を作れるのですが(それもまた魅力的ではあるのですが)私がプレイヤーとして求められるのは、指揮者がどのような音楽を作りたいのか、それに対してどう自分が応えられるかということだと思います。思い入れありすぎると自分が一人で踊ってしまうような音楽になってしまい、それはちょっとよろしくない。かといって主体性のない音楽は奏でたくはない。さじ加減が難しいところではありますよねぇ。
そう考えると、やっぱりドラクエはひとつ頭抜けていると思います。演奏の上手さもそうですが、最初からオケを意識したサウンド作りをしているすぎやまさん、素晴らしいです。