デトロイト響+小曽根さん。オールアメリカンプログラムを聴く機会に恵まれました。ただただ、幸せな時間でした。アメリカらしい自由な雰囲気と、やるときはやる気合の入れ方と。
本日の駄文
先週はAmazon先生、年に一度の大セールでしたね。みなさ〜ん、散財しましたか〜?(\(^o^)/)私もそれなりに散財しましたが、今回のセールは割と狙いを絞ったおかげで浪費は少なかったような気がします。ギャンブルで購入したBEAMSのパンツもかなりアタリで大満足。良かったぁ。(ちなみにパンツはこちらです↓)
2017/7/17 デトロイト交響楽団@文京シビックホール
よく海外のオケが日本ツアーを開催しますが、とはいえあまり私海外オケって敬遠しがちなのです。というのも、お高い。なにがなんともお高い。N響(と比較するのもなんですが)のS席だって8,000円とかなのに、海外有名オケとなると途端に30,000円〜40,000円に跳ね上がります。さすがにお金がもったいない感じがしていたのですが…今回、知人の紹介で海外オケデビューしてきました。名門デトロイト交響楽団、指揮は音楽監督のスラットキンさん。オールアメリカンプログラムということで、さてその実力はいかに。
1曲目のキャンディード序曲からもう音が明るい。乾いた音、カラッとした音が素晴らしかった。日本のオケだとなんとなく湿っぽい音になりがちなのですが、明るい、しっかりした音を響かせてくれました。2曲目のバーバーも良かった。この曲も日本でやると悲壮感ばかりが強調されるのですが、それを超えた英雄の悲しみというか、気高さみたいなものの表現を聞かせてくれました。消え入るようなpというよりは、余裕をもったpという感じかなぁ。
で、本日お目当ては小曽根さんのラプソディー・イン・ブルー。縦横無尽に駆け回る小曽根さんのピアノも素晴らしかったけれど、忠実についてくるオケも素晴らしかった。なんというか、こういうハイレベルの共演だとコンチェルトも聴き映えするんだなぁと。伴奏になった瞬間にオケがついてこなくてゲンナリ、オケの下手さ加減にゲンナリ、そんなことが良くあるのですが、微塵も感じさせない両者の一体感といったら!間違いなくこの日のイチバンでしょう。
コープランドは…有名なフレーズが良かったなぁ。バーバーを聞いたときに弦楽器が上手いなあと思っていたのだけれど、管楽器だって全然負けていないというか。こと金管楽器のファンファーレとか素晴らしい。アメリカらしい音を昇華させたファンファーレ。アメリカのマーチングバンド(DCIとかね)の印象をより上品にした、英雄チックな音。ブリティッシュバンドの金管アンサンブルもいいけれど、このアメリカの金管の音だって素晴らしいですね。
総評。素晴らしい。今回も最初は実はあまり乗り気ではなかったけれど、実際に行ってみて素晴らしい体験をすることができました。アメリカンバンドの、アメリカ人による、アメリカンプログラム。貴重な体験をすることが出来ました。これから海外オケにハマってしまったらどうしよう。とりあえずお金貯めようかな。。。
ちなみに。Cb的な視点でバンドを見たときは…なんと7本!しかもそのうち6本はC線装置付き!アメリカでは5弦よりもC装置のほうがメジャーとは聞いていましたがこれほどとは。ジャーマンボウとフレンチボウは半々。トップの方がかなりチェロ譜を弾いていたことにびっくりしました。(一人だけ違うことやってるのですぐに分かる)これもアメリカらしさ??低音はバシバシ飛んできていたので私は耳福だったのでした。