ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

そうだ、携帯代金見直そう(7)xperia z3c(so-02g)それでもroot化したい!

root化。xperiaシリーズ伝統の「ワンクリックroot化」ができない現在は、下記のような手順を踏むことになります。正直、知識ゼロではとてもハードル高いです。大事なのは、気合と根性、泣かない勇気。

本日の駄文

そういえば、この一連の記事の主旨は、単純にmvnoで運用することで月々の代金を下げることが目的でした。なのに。もはや今では完全に方向性を見誤り、root化という道へ突き進んでいるような気がします。それでもキニシナイ!というのは冗談ですが、あまり万人受けな内容にはなっていないのが玉にキズかも…

そうだ、携帯代金見直そう(7)xpedia z3c(so-02g)それでもroot化したい!

ブートローダーアンロックをせずに、root化したい方向けの記事です。もちろん、前回の記事をご参照ください。保証効かないし、文鎮化しても泣かない人だけにお送りします。

でも、作業手順としては本当にこちらの通りなのですよ。まだそれほど背景がわからない方向けの背景を自分なりにまとめてみた備忘録的な記事ですので、そちらはご了承のほどm(__)m また、知識が空っぽの方向けに書いてみようと思いますが、それでもIT関係の基本的な用語が通じない方にはワケワカメな記事ですので、そちらもご了承のほどm(__)m そもそもdos窓ってなーに?的な方には、呪文の羅列だと思います、諦めてくださいm(__)m

(1)XperiFirmとFlashtoolでカンタンにFTFを作る方法 | でこにく

(2)Xperia Z3 / Z3 CompactをBootloader Lockedのままroot化する方法 | でこにく

(3)国内盤Xperia Z3 / Z3 Compact (23.0.B.1.13)をroot化する方法 | でこにく

 

準備するもの
  • Flashtool。このツールは、xperiaの改造に携わった方がxperiaいじり用として開発してくれたもののようです。先人にはありがたく感謝しましょうねm(__)m Downloads - Flashtool
  • xperifirm。Flashtoolでもftfが探せるようですが、私もこちらから該当バージョンのftfファイルを作成しました。[TOOL] XperiFirm ~ Xperia Firmware Downloader & Checker [v3.1] - XDA Forums
  • ftfファイルが探せない場合は、こちら。大体のftfファイルを上げて頂いています。感謝。 Xperia FTF
  • giefroot。ほぼワンクリックで作成できるroot化バッチ。感謝感謝。 giefroot - rooting tool (CVE-2014-4322) - XDA Forums
  • twrp_prerooted_Z1f.zip。キューブキューブさん作のワンクリックz1f用ルート作成ツール。z3cでは直接動きませんので、root化の際はkernelとsystemを書き換えて利用します。
  • rootkitXperia_20140719.zip。同じく、キューブキューブさん作のrootkit。上記twrp_prerootedがうまく動かない際はこちらを試してみましょう。
  • Z3C-lockeddualrecovery2.8.0-RELEASE.installer.zip。手法としては、「リカバリ」(バックアップ)を戻すことで元環境への復元を図っていきます。twrp(Team Win Recovery Project)を自動でインストールしてくれるものです。作者様のサイトからいただき、installer付きのやつを利用します。私は2.8.3でもうまくいきました。 -=- [NUT]'s XDADevelopers downloads -=-
  • 7z形式をコマンドプロンプトで実施できるツール。有名ドコロでは7zip。コマンドラインバージョンを用意しましょう。ダウンロード | 7-Zip
  • supersu。上記giefrootの中に入っていますので、そちらを利用してOK。直接最新版を利用しましたが問題ありませんでした。
  • Android SDK。いらないケースがあるようですが、お恥ずかしい話私はココでいきなり詰まりました。なんでdosでadbって打ってコマンド見つからないんだろう???的な。下記、前編2.手順で書いておりますのでそちらもぜひ。

 

作業順番とその概要(前編・設定情報を海外モデルへ書き換え→root化まで)
  1. まずso-02g用のドライバをインストールします。SonyからPC Companionをダウンロードしておけば自動的にインストールされます。
  2. Android SDKをインストールします。これは、Androidをパソコンから操作できるようにするためのツールのようなものですね。(SDK=Software Deveropers Kitです。)こちらをご参照。この手順、後述のFlashtoolについてくるようですが、自分の場合は分からずこれをインストールすることで解決しました。コマンドプロンプトで扱えるようにpathを切るのを忘れずに。

    【Windows】『Android SDK』のインストール方法 | ちびスマホ王国

  3. ftfファイルを作成します。ftfファイルとは、flashtoolで利用するファイル。超要約すると、設定情報が書いてあるファイルの集合体です。今回は、gieftootに対応したバージョン、「23.0.A.2.93」のグローバル版を作成します。手順(1)をご参照。※もしroot化するなら、手順通りkernelとsystemだけを焼きましょう。もし海外製のケータイとして塗り替えるなら、全てにチェックをいれればOK。前者だとdocomo関連のアプリのエラーが頻発してかなり面倒くさいですが、この段階ではキニシナイ。
  4. 「23.0.A.2.93」のftfファイルができたら、それを携帯にいよいよ焼いてみます。flashtoolを利用します。手順は(2)をご参照。※ここから直接ケータイを弄りますので、失敗してしまうと文鎮化の危険性があります※
  5.  giefroot内のinstall.batをクリックします。順調に行けば、これでrootがとれているはずです。手順は(2)をご参照。うまくいかないことが何回かありますので、その場合はめげずに10回くらい手順を繰り返すとうまくいくことがあります。私は5回くらいだったかな?このバッチを実行するときは、flashtoolを閉じておきましょう。

私はここでGrobal製のROMを焼きましたが、VoLTEのせいでお陰でまともに繋がらなくなりました。とりあえず何回かTry&Errorしてみるのが良いと思われます。時間がかかりますので、作業には余裕と柔軟な頭、強靭な心を持って。文鎮化してもリカバリーできることが大半のようですので、慌てない、騒がない、泣かない。そして万が一本当にどうしょうもなくなっても、泣かない。だって自己責任ですもの。

作業順番とその概要(後編・root化したケータイの設定情報を海外製→国内製へ書き換え)
  1. ftfファイルから設定ファイルを抜き出します。ftfファイルは設定ファイルをひとまとめにしてあるものですが、7z形式で圧縮してあるものです。7zip等の解凍ソフトで、kernel.sinおよびsystem.sinファイルを抜き出します。これはコマンドプロンプトでコマンド叩きます。だってそれが一番簡単だから。
  2. 抜き出した2つのファイル形式を変換します。ツールはflashtoolを利用、kernel.elfとsystem.ext4ファイルに。
  3. twrp_prerooted_Z1f.zipへ、改版したkernel.elfとsystem.ext4ファイルを組み込みます。これもコマンドプロンプトを利用。
  4. 組み込んだtwrp_prerooted_Z1f.zip、およびSupersu(→rootを取るためのソフトウェア)を、so-02gの適当な場所に保存します。場所はどこでもOKですが、自分が分かりやすい場所が良いので、私はフォルダを一個掘りました。
  5. リカバリインストール。要はバックアップソフトをインストールします。手順的には、パソコン上のZ3C-lockeddualrecovery2.8.0-RELEASE.installer.zip内のinstallを叩くだけ。これもうまくいかないことが多いですが、何回か試行すればいいかも。flashtoolは閉じておきましょう。うまくいくと、端末が勝手に再起動してリカバリツール(twrp)が起動します。
  6. 4.で保存したフォルダまで行き、自分で入れたtwrp_prerooted_Z1f.zipを実行。エラーを吐かずに終了すればOK。実行するには、画面上のトグルスイッチを左→右へスワイプします。署名のチェックボックスは外しておきましょう。もし「systemがみつからない」エラーの方、もしかして手順(前半)で海外製のケータイをそのまま焼いてませんか?国内製と海外製のxperiaはsystemパーテーションの切り方が違うらしく、エラーになります。手順通りkarnelとsystemだけ焼けばいいみたい。ココで私は相当ハマりました。
  7. 再起動したら、再度リカバリツール(twrp)を起動して、supersuをインストールします。インストール方法は上記と同様。

ほら、ずいぶん長い道のりだったでしょ?やる気なくなったでしょ?私も何回も諦めたり、文鎮に5~6回なったりしました。が、なんどもやり直して「手順通り」にやったらうまくいきました。原因が分からず、できない場合は「何回も繰り返す」のは、いまどきのシステムとしては若干ファジーだと思いますが、それでもこの手順でできるのは素晴らしいこと。皆様のご武運を、お祈りいたします。

ちなみに、私はどうかって?正直微妙です…。ここまで書いておいて何なんですが、あまりroot化して設定できる項目に魅力を感じなかったのです。やりたかったことは、docomo製アプリが邪魔なのと、テザリングがやりたかったのが主旨なので。もちろんroot化して自分で設定切ればいいんですけど、面倒くさい…私の場合は、海外製のROMでfomaプラスのエリアだけ追加してあげるのが一番良かったような気がします。(今となってはそう思いますが…まぁそれ相応の知識が増えたのでまぁ、いっか)

次回こそは、iijmioの使い勝手について書こうかと思います。

おまけコーナー

ケータイで実際に利用している小物紹介。ケースは今回はsimplismのコチラを使ってみました。ちょっとお高めですが、フィルム付きでこれだけのクオリティはなかなかです。利点は、その外観を保ったままケースが着けられること。欠点はちょっと個性に欠けるかな?次回はもう少しデザイン性に優れたものをご紹介予定です。