xperiaにおいて、mvnoからrootをとらずにテザリング可能とできるようなツールが公開されました!マイナス点であったテザリング制限を解き放ったことで、一層にmvnoが輝く瞬間が多そうな気がしてなりません。
本日の駄文
横浜市戸塚区に「開かずの踏切」という場所があります。東海道線戸塚駅付近なのですが、車で戸塚駅前に行く際には必ず陥る落とし穴。そのバイパス道路が完成し、通行が開始されたそうです。私も時折通る道ですが、ここの踏切は半端なく「開かない」まさに渋滞の名所となっていました。(通過するのに30分以上かかることも…)たまにはいいコトするなぁ、横浜市、と若干見なおしたところでした。踏切は閉鎖されるそうで、カーナビの設定替えなきゃいけませんね。
そうだ、携帯代金見直そう(12)xperia(so-02g)を非rootのままテザリング可能にする!
なななんと、xperiaを利用した場合の、テザリング無効化パッチが公開されていました。詳細はこちらをご参照くださいな。
ワンクリックで詳細コンフィグをいじれるようなzipファイルの公開、それを利用したテザリング制限開放手法公開ということで、心底xperiaユーザーで良かった、と思える瞬間です。本当に素晴らしい。ツールの作成者、またこの記事を上げてくださったすまほん!管理者様に賞賛の拍手を。おしまい。
…えー、何のことやらさっぱりわからない方向けに1から説明しますね。
- 現在の携帯電話には、携帯の電波を利用して子機向けにネットを繋げることが出来ます。例えば、外出先でノートPCをインターネットに接続したいとき、またはiPodのような電話機能のついていない機器をwifiでネットに繋げたいときに、携帯電話経由でネットに繋げることができるんです。これを「テザリング」機能といいます。意外と「デザリング」って間違えてる人、多いと思います。内緒ですが、私もおもいっきり間違ってました。テザリングと何食わぬ顔で言い始めたのはつい最近のことです。
- この機能、docomo契約のままでは問題ないのですが、docomo側で変更設定をロックしているため、mvnoにするとテザリング機能が利用できないことが知られていました。それが原因でdocomoからのキャリア間移動(ポートアウト)を渋っていた方も多いと思います。
- 従来は、この設定は「設定不可能項目」として知られており、ロック解除するためには管理者権限を取得(root化)で携帯電話をいじる必要がありました。パソコンのBIOS(基本情報)をいじるようなものですので、ヘタすると携帯が利用できなくなる可能性があったわけです。さらに、root化すると「保証対象外」となるため、docomoは面倒を見てくれなくなります。これでは、初心者も、とはとても言えないものでした。
- で、このアプリの登場です。このアプリは、携帯とパソコンをUSB接続し、ロックを解除する呪文を唱えることでmvnoユーザーでも問題なくテザリング可能にするためのものです。唱える呪文は前述のページを参照してください。また、携帯電話をいじるためのドライバなども必要ですので、そちらは以前書いたページも参照してSDKをインストールしてみてくださいね。
docomo対mvno(代表してiijmio)比較、再び。(2015/4版)
以上のことを踏まえた上で。非常に簡単ではありますが、docomo→mvno(私が利用しているIIJmioを例に取ってみます)に変更するにあたって、4月以降の「デメリット」を改めて整理したいと思います。
- キャリアが提供するメールアドレスが利用できない。→*****@docomo.ne.jp は取得できないです。キャリアメールを利用できないと意外なところで不便を感じることがありますので、フリーアドレスではない通常のアドレスを取得しておくのがお薦めではあります。
- テザリングが利用できない。→本パッチを利用することで、xperiaであればテザリング制限を解除することができます。問題なし。他機種はよく知りません。
- 家族間通話無料の制度がない。→4月以降「ファミリーシェアプラン」内の通話は20%引きとなります。家族と長電話するような単身赴任or遠距離に息子や娘を出している田舎の両親であれば別ですが、「アイス買ってきて」的な通話しかしないようであればこれでもいいのでは…。
- 通話料金が結構高い。(30秒/20円)→4月以降「みおふぉんダイヤル」を利用することで、docomoよりも安く通話できるようになります。(30秒/10円)ついでに、料金前払い&IP電話でもよければ「ハングアウト」もありますし、いまどきLINEでの会話なんてあたりまえ。(通話品質は落ちますが。)
- 純正キャリアと比較して通信品質が劣る。単純に言うと、遅い。→私のような使い方だと、ほとんど感じません。お昼休みが遅いかなぁ、くらい。ここは人それぞれでしょうか。
- 万全な保証がない。設定は自己責任で行う。→一応コールセンターもあります。docomoのそれは懇切丁寧、何かに取り憑かれたかのように最上級のサービスをしてくれますが、iijは極めて普通の対応をしてくださいました。私はこれくらいで満足です。
- docomo純正アプリが利用できない。→使わないので問題なし。むしろ邪魔。
ここまで考えると、メールアドレスの障壁を取り除けばキャリアにこだわる必要はないのではないかと、ますます強く感じるのです。まぁ、2015年5月のsimフリー化が義務付けられている期日にどのように世の中が変化しているかはまた置いておいて、あまりお金を使わなくても選択肢が増えるのはいいコト、歓迎すべきことですね。まずは、4月に開始される「みおふぉんダイヤル」のお手並み拝見、といったところでしょうか。