個人練習、大事です。吹奏楽の世界ではどうしても音を消されてしまいがちですが、自分の音を良く聞くことで、いい音、遠くまで届く音を目指しましょうね。
本日の駄文
ここのところ、楽器を弾く機会が多かったせいか楽器勘がもどってきている気がします。楽器を弾くときのクセというか、想いの乗せ方というか。昔取った杵柄が生きてくる、オジサンならではの感覚かもしれませんが…とにかく、若い頃に培った貯金を活かせている気がするので悪い気はしません(苦笑)
個人練習のススメ
楽器がある程度弾けるようになると、欲が出てきます。この週末練習していたときに感じたのは、なんと自分が思っている演奏とかけ離れているかということ。雑な弾き方だということ。細かいところに目をつぶり、ffの音量だけで勝負していないか、ということ。反省点が沢山…です。
コントラバスって、吹奏楽のなかではほとんど聞こえません。これはどうしようもない事実でして、これを曲げようと思って音量の練習だけを重ねていても全く無意味です。どうやったら自分の音が吹奏楽の中で存在感のある音として認識してもらえるか。それは音程やニュアンスまでしっかりと丁寧に演奏することです。「遠くまで飛んでいく音」というイメージです。バチッと音程があった音は、普通にひいた音よりも何倍も遠くまで飛んでいきます。弦の深さを管楽合奏に重ねることが出来ます。これってスゴイ優越感。
そのためには、個人練習で自分の音をよく聞きましょう。
- 音の出だしはきちんとパシッとでていますか?潰れていませんか?
- 音の終わりは演奏しっぱなしになっていませんか?音の処理はきちんとできてますか?
- 長い音が暴れていませんか?羊羹のような音になっていますか?
- ロングトーンした時は、つねに全弓を使っていますか?贅沢に弓を使っていますか?
- 早いパッセージ、誤魔化して弾いていませんか?理解してごまかすのと単純なごまかすのとでは如実に差が出ますよ。
- 合奏体の中でも、荒い音ではなくきれいな音がでていますか?
すべて自分が出来ていないことですが、でも心がけ次第で少しは改善されるものです。だからこそ、日々自分の音を聞きながら、立ち戻りながら、個人練習を進めていかないといけないなと思うのでした。
とりあえずの一冊としては、(基本中の基本ですが)朝練コントラバスなんていかがでしょうか?ルーティンとして基礎練を行うためには効果的な教則本のひとつです。ただ、万能ではない。きちんと技術を磨くためだったらシマンドル等の教本がオススメですよ。