今日の首都圏は久しぶりのいい天気。とはいえ沖縄には台風接近に伴う特別警報が発令されました。台風、来ないといいなぁ。。。
今回は、時間も経ちましたがQ Acousticsとりあえずの完結編です。
以前のエントリーはこちらから。
Q Acoustics 2020i ~その1 外観編~ - ヘ音記号のひとりごと
Q Acoustics 2020i ~その2 ファーストインプレッション編~ - ヘ音記号のひとりごと
Q Acoustics 2020i ~その3 セカンドインプレッション編~ - ヘ音記号のひとりごと
改めて、Q Acoustics 2020i
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設置してから数十時間のエージングを実施しました。また、インシュレーターを挟み込んで設置位置を若干調整してみました。すると、なんということでしょう~ なんて件はありませんが、それなりに実力を発揮してきたかな、という感じです。
- バランスはちょうどよい感じ。低音から高音までバランス良いです。バスレフポートが後ろ側にあるので、少々ここはスポンジで塞ぐ等の手はあっても良いかもしれません。
- ポン置きだと定位をとるのに若干シビアです。超ニアフィールド(接地面から30cmくらい)だと音像が結びきれなくて破綻します。(これはどんなスピーカーでも当てはまると思いますが、Entry Siはそんなことなかったぞ!)対策としては、インシュレーター+スピーカーそのものをイン側に多少向けることで良くなります。
- 音質は、イギリス系のスピーカーのように、丸めですが元気のある音。
- B&Wだと、685無印よりはだいぶ元気。丸みを帯びて雰囲気を出すタイプではありません。
- 685S2やCM1と比較するとおだやか。精細感が出るタイプでもありません。
- Zensorと比較すると、こちらのほうが一枚上手。ZensorはDaliの優しさをほのかに感じる音作りですが、こちらは音が多少はしっかりした音です。色付けを考えなければ2020iかなぁ。
- ONKYO D-2Eと比較すると、ふくよかさが段違いですね。暖かすぎないけれど、バリバリの寒色ではないです。ONKYOのスピーカーは、色で考えると「真っ青」orのイメージが有ります。D-055も元気だけど、ちょっと。。。私の中の好みではない感じでしょうか。212クラスと戦えそうですね。
総評としては、同じ価格帯なら敵なし、上の価格帯でも戦えるスピーカー。でも期待し過ぎるとそうでもないので、とりあえず自分の好みの音かどうかを試聴してみるのはいかがかと。予算上限があるケースであれば、とりあえずコレ買っとけば間違いない、ともいいますね。それくらい評価は高いと思います。
マイナス点としては、絶対的に「コレが素晴らしい」という個性が少ない。確かに鳴りっぷりはなかなかよいし、精細感もよい。高精細から圧縮音源まで鳴らしきれるポテンシャルはあるんですが、反面形容の仕方がない点が難しいかも。お金を出せばもっといい音が買える、ただこのコストパフォーマンスは脅威、という意味で80点!というかんじでしょうか。
まだまだ国内では評価が極端に少ない2020i。販路が広がれば(家電量販店どこかで売る、とかが値段的に良いでしょうか)、おそらくZensorみたいにあっという間に売れるでしょうね。おしい!
私はせっかく買ったので、しばらく(長い間?)お付き合いしようかと思います。