私にとって思い出の先生はCb.のお師匠。勝手に師匠と思っているその方は天才的に楽器が上手いだけではなく、人生論まで教えて下さいました。練習は厳しかったけどね。。。あの頃の私の情熱はどこへ言ったやら…(汗)
本日の駄文
台風が過ぎて、日一日と過ごしやすい気温になってきましたね。くれぐれもお身体ご自愛下さい。なんでこんなことを言っているか。それは他ならぬ私が風邪ひいてしまっているからです。それなりの熱で済んでいるためまだなんとか日常生活ができていますが…シルバーウィークまでにはなんとか完治させたいところです。
コントラバスの師匠
今週のお題「思い出の先生」
ブログを書くネタすら思い浮かばない時に役に立つのがこの今週のお題。「先生」というとなんとなく学校の先生を思い出し、書くネタもナーイ、と思っていましたが、いました一人アクの強い先生が。紛れも無い、私にコントラバスを教えてくれた師匠が「思い出の先生」です。
師匠はオケで活躍されている方。楽器を始めてしばらくした後に、弓の持ち方や弾く姿勢まで一から十まで直されて衝撃を受けた初回のレッスン。その後も何度かレッスンを受けましたが、2時間のレッスンになると大体1時間は先生のオケや音大、音楽業界の裏話や人生論に至るまでムダ話。(失礼!)しかしそれがかなり含蓄のある話でいろいろと「教えて」いただきました。気が向くと譜面を見ずとも有名なフレーズをさらっと弾いてのけ、その楽器の腕で私どころか近くにいる人みーんなメロメロにしてしまうのでした。
持論は「コントラバスでもオンナを落とせる」いや、これも言ってましたが「楽器を上手く弾きたければ、まずそれに見合うだけの立派な人間になりなさい」ということでした。楽器の音はその人の性格や人となりがよく現れるものです。繊細な人は繊細な音、豪快な人は豪快な音。先生の持論はまさにその通りで、人に好かれる音を弾きたければ、まず内面から磨きなさい、そしてそれを楽器に活かしなさい。という至極ごもっともであり、私の人生論に近いこの言葉は一生ものだと考えています。
反面、演奏に関してはとても厳しい方でもありました。天才的にうまいこの方、練習しなくても演奏ができてしまう風なので、音楽をどう作るかということを気にされます。技術はできて当たり前。「教本なんか目をつぶってでも譜面通りに弾けるだろう、なんでこんな簡単なフレーズが弾けないの?」と何回も反復練習したのもいい思い出。本当に泣きそうになりながら同じフレーズを小一時間続けられた時はキツかったなぁと。。
年を経て、今になっても数年に一度の飲み会の席では、昔ながらビビってしまう私がいたりするのではありますが、とはいえ楽器に打ち込んだ時期を懐かしく思ったりというのもいい思い出だったりしましたねぇ。。。
シマンドル : 新コントラバス教本 第1巻 (英語/日本語版)/カール・フィッシャー社
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教本といっても高度なものは全く無く、むしろ基礎の基礎。Dがうまく音程取れなかった私は、このシマンドルの基礎ページで徹底的にいじめられました。ただ弾くだけではなくフレーズ感まで大事に弾くということは、同じ教本でも使い方次第、という典型的な話でもありますね。それこそ音大とかであれば技術的難易度が高い教本が必要かもしれませんが、大丈夫、吹奏楽であればそんなに難しいフレーズ出てきませんから(苦笑)