ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

こころの病(2)自立支援制度の活用

こころの病で結構痛いのが、処方される薬価の高さ。結構おさいふに痛い、ボディーブローのように効いてくるこの薬価ですが、公的機関の支援制度で軽減することが出来るケースがあります。本当に有用ですので、必要な方は是非活用してみてください。

本日の駄文

3連休、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。私の週末は近場のパシフィコ横浜にお邪魔しました。今回はライブではなく、文化放送のA&G(アニメ・ゲーム枠)のラジオイベント。12番組、20名を超える声優さんたちが、ステージ上でラジオよろしくゆる~く遊ぶイベントでした。もはや親心で微笑ましく生暖かい目で見守った4時間。かなり楽しかったので来年も行こーっと。

こころの病(2)自立支援制度の活用

こころの病になり、しばらく病院通いをすることになった私。ですが、最初の病院はどうも先生が合う方ではありませんでした。状況を確認して、さっぱりすっきり診察は終了。こちらの話をゆっくり聞いてくれるわけでもなく、どちらかというと面倒くさそうに薬を処方する先生。このような先生が「普通」なのかと考え1年近く通ったのですが、引っ越しして訪れることが面倒になってしまい、転院することにしたのでした。

つぎに訪れた先生は、きちんと話を聞いてくれるとてもよい先生でした。初診は1時間ほどカウンセリングしていただき、きちんと判断をしてくれて薬を処方してくれました。あぁ、心療内科ってこういう処方の仕方するんだ、と結構カルチャーショック受けたのを覚えています。それ以来、こちらの先生にお世話になってはや数年が経っています。

この先生の考え方は、薬に積極的に頼ろうとするもの。薬で気分が楽になったり毎日普通に暮らせるようになるんだったら、それは正しく利用するべき。ということで、仕事を休んでいる機会にはそれこそ4~5種類を飲み合わせていました。その状態が半年くらいして病状が安定してきた頃から、少しずつ社会復帰の準備に入るのですが、まずは薬でも何でも力を借りて、日常の生活をなんとか乗り越えて生きていけるようになるのが一番だったのかなぁ、と思います。

ここでネックになるのは、やはり薬価です。精神科のお薬はそれなりに高く、続けて服用しようとしても薬代がボディーブローのように効いてきます。私が一番服薬していた時は、自己負担3割で5,000円/週くらいのときがありました。正直、結構辛いです。こういった負担を軽減するための措置があります。それが「自立支援制度」です。

厚生労働省のページはこちらですが、この制度、どの市町村の福祉関係の窓口で取り扱っています。最初は当然ながら役所へ出向き(横浜市ならば在住の区役所でOK)、事情を話せば申請用の書類を作成してくれます。必要になるのは、医師の診断書とかかっている薬局の名前、住所、電話番号など。この辺りは担当窓口に電話しても詳しく教えてくれますよ。

横浜市の例ですと、申請後1~2ヶ月審査がかかり、無事承認されると自宅あてに「自立支援医療受給者証」が送付されてきます。かかっている精神科と薬局が限定されるのは、この薬局にかかった時に限り、薬価が負担3割→負担1割に軽減されるため。単純計算すると、私も薬価が5,000円/週→1,700円弱/週に減りました。これはものすごく大きい。しかも、収入によっては医療費上限が定められていますので、休職中で収入が無かったりするときはより出費を抑えることが出来ます。

この制度、結構有名なのですが活用されている方はまだまだ少ない印象です。信頼できるお医者さんと巡り合ったら、早めに申請してみてはいかがでしょうか?お金の心配が軽減されることは、気持ち的にも随分楽になります。