ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

変拍子、日本語を借りる。

変拍子が続く時、躍起になって譜面とにらめっこしていたりしませんか?日本語の同じような音節をもった言葉に言い換えるとスムーズに理解ができるかもしれませんね。

本日の駄文

なんとなく熟睡できず夜テレビをつけると、Eテレで「花は咲く」をやっていました。震災後から都度この曲が流れているのですが、今回はアニメ・キャラクターが総出演されていました。思わず見入ってしまった私、じーんと勘当してしまった私。各所で人気のようですし、古いアニメから最新作までほぼ網羅された力作です。(これだけ権利関係をクリアできた関係各位すごい!)機会があればぜひ一度。

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変拍子、日本語を借りる。

昨日は久しぶりに平日に楽器に触れることが出来ました。弾けた時間は賞味1時間にも満たないですが、愛器から1ヶ月以上遠ざかっていたので楽器は拗ねてくれて響きのある音を出してくれません。丹念に弾き込んでいってようやく音が戻ってきたところでタイムアップ。多少強引に弾いたおかげで左手も軽い筋肉痛。改めて自分が老けたことにがっかりしてしまったりします。

今回練習している曲の中に、変拍子の曲があります。アルメニアン・ダンスのような規則的な5拍子だったら対応も簡単なのですが、トリッキーな変拍子が続くと私、とたんに譜面が読めなくなります。低音楽器としては感覚で譜面を読んでもそれなりに上手く行ったりしますが、Tuttiで縦の線を揃える決め所はリズムを理解する必要があったりします。そんなときに役立つのが「日本語の音節」だったりします。

なんやねん、という方。例として、こんな譜面があったりします。

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こういった5連符がでてくると、なかなか均等に弾けなかったりしますよね。その場合、5連符に言葉を当てはめるとうまく行ったりします。たとえば…

  • タン、タン、タン、イケブクロです!
  • タン、タン、タン、アキハバラです!

別に千駄ヶ谷でも新子安でもなんでもいいんですけど、原宿はNG。わかります?この違い?(苦笑)4分音符は普通「タン」でとりますが、4つで数えられないリズムは日本語の音節を利用すると飲み込みが早いです。駅名なのはみんな知っているからであり、身の回りの5音であればなんでも良かったりします。この譜面は最後に四分音符がありますから、そこに向かう意味も込めて最後の音符は「です!」って言い切る形にしてます。自然と最後の音に向かい、最後の音はアクセントつくでしょ?

上記の言葉遊びはリズム練習ですが、歌い方でフシをつけることもあります。一番有名ドコロでは、大阪俗謡による幻想曲の最初のリズム。「アホやねん、アホやねん、ア~ホ~や~~~」と私は習いました。これも秀逸。関西で大阪俗謡を演奏した時は楽しかったなぁ。。。楽譜が取りづらかった時とかは、当然楽譜とニラメッコしてリズムをとるのも一つの方法ですが、日本語で言い換えてみると簡単に仕組みがわかったりします。発送の転換ですかね。

大阪俗謡といえば淀工、淀工といえば丸ちゃん。丸谷先生の俗謡はやはりステキだと思うのです。叩かれることもあるようですが、その人にしか出せない味もある。そう考えられるようになりました。