ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

「docomoのエコノミーMVNO」戦略に思う

「docomoのエコノミーMVNO」というニュースが入ってきました。私は…PASSかなぁ。ちょっと癖が強すぎるんです…ahamo、povo2.0、Linemoと一緒の土台で勝負してはいけない気がします…。

本日の駄文

おかげさまで、なにかと忙しい日々を過ごしています。精神的にはかなりまいっていますが、毎日やることがあって仕事はしなきゃいけない。こころを患っている私のような人間にも「今日の仕事は楽しいですか?」という品川駅のキャッチコピー、結構辛いです。。。

「docomoのエコノミーMVNO」戦略に思う

本日はずーっと仕事が途切れることはなく、珍しく夜まで仕事しています。いつもだったら就寝していてもおかしくない19時という時間帯。早く寝すぎだろ!という総ツッコミ受けそうですが、私にとっては十分夜の時間帯です。なんというか、超朝型人間になので、わたし。。。

そんな中。なんとなくWebニュースを見ていたら「docomoのエコノミーMVNO」という記事がyahooニュースで出ていました。注意深く内容を読んでみると、docomoのMVNOがdocomoの代理店でも契約できるようになるとのこと。これって衝撃的。MVNOは「安い、でも自分でなんでもできる人向け」が基本だっただけに、毎月の携帯料金を少しでも抑えたいシニア層なんかにとってはうってつけのプランだと思います。なんせワンコイン(500円)/月での運用だって不可能ではなく、そのための契約についてもdocomoショップで手取り足取り教えてくれるんですから。

でもでもでも。なんとなーく自分ならこのプラン、契約しないだろうなぁ、という匂いがプンプンしています。その理由をつらつらと書き留めておこうと思います。

メリット

誰がなんと言おうと、とにかくメリットは以下の2点に凝縮されます。

  • 契約行為をdocomoショップでできること
  • 毎月の契約料金をワンコインで抑えることができる可能性があること

繰り返しになりますが、MVNO回線が、道端のdocomoショップで契約できることになるのが一番のセンセーショナルな出来事です。OCNはおそらく一気に契約者数を伸ばすことになるでしょうし、ahamoを嫌っていたdocomoの「ギガライト」ユーザーの移行も相当数にのぼるでしょう。

なんといっても、腐っても(?)docomo。とくに地方ではその印象が強いような気がします。シニア層に対してのアピールはおそらくすごいことになるでしょう。わたしの知り合いにも、毎月利用ギガ数を気にして料金を抑えることに特化しているシニアな友人が何人もいますから。単純にインパクト抜群。

デメリット

では、なぜ私がこのプランを選択しないか。というところに触れていきたいと思います。

  • docomoのMNO回線の安価なプランではなく、あくまでMVNO回線の契約代行にすぎないということ。つまり、回線品質はMNOのには及ばないことをきちんと認識しておくこと。
  • 0.5GB/月=500円という価格はセンセーショナルではあるものの、ひと月の利用を0.5GB/月に抑えられる気は全くないこと。0.5GBの上位プランで3GB/月というプランもありますが、そうなると価格的訴求メリットがなくなること。(1,000円/月)
  • d払いを前提とするdocomo経済圏を強くしようという魂胆が見えること。

特に問題と感じているのが、1番目と2番目です。正直、d払いしても何しても、ケータイ料金が安く上がる事自体の手段であればどーだっていいんです。とにかく気をつけたいのは、スマホのつながりやすさが「docomo」と同じではないこと。通信品質が落ちることが許容できるか。これがまず大きな1つだと思います。

極端な例を上げるとすれば、朝の通勤時間帯や昼休みの時間帯、docomoでサクサクInstagramを見ていた方が、OCNモバイルになってから画像読み込みがすごく遅くなってイライラした、ということがありました(数年前の話ですが)。通話回線も、高い料金には、高いなりの理由があるということです。大前提としてこの知識を知らない場合、「安いから」というだけでMVNOに飛びつくと痛い目に合います。

さらに。毎月0.5GBという料金プランの設定にもちょっと違和感。いまリッチコンテンツ全盛のこの時代、0.5GB/月という容量制限で済む方がどれくらいいるか。ご参考ですが、昨日、片道通勤1時間のわたしが、行き帰りの電車でradiko、facebook、instagram、twitterなどを普通に閲覧したときの一日の利用容量は、0.2GBでした。わたしは出先でyoutubeなどを見ませんので、かなりライトな使い方をしているはずです。それでも、月3回通勤すると、0.5GB/月の容量制限をあっという間に超過してしまいます。それくらい、0.5GB/月は少ないんです。

ナイスなミドルシニア世代のご同輩の方々が、満足にスマホをいじって、自宅外でも情報を得ようとするのであれば、最低でも1GB/月くらいは必要だと思います。欲を言えば、3GB/月。それだけに、今回の0.5GBの料金設定は、万人にはおすすめできないと思うんです。。。通話メインで、外出先でもたまーにスマホを見るような方限定、そして「毎月のスマホ利用料金を何が何でも500円に抑えたい」という執念がある人でなければ、よっぽど耐えられないプランではないかと思います。

なんとなくのまとめ

docomo、およびMVNOが提携する今回の発表は、スマホの超ライトユーザー向けのプランとしてはかなり優秀だと思います。ただ、ボリュームゾーン(であると信じたい)月3GB前後を利用するユーザの声は、またもdocomoには届かなかったか、と残念ながら思います。

個人的には、つい数日前にpovo2.0にMNPしましたので、povoやLinemoあたりが対抗プランを出してくれればこんなにうれしいことはないのですが…。なんとなく難しそうな予感もします。KDDIだってSoftbankだって、身を削るようなことはしたくないですからね…。(でも明日あたりにはLINEMOが対抗プラン発表してそうな気もしますが…)

今回のニュースリリースを見たシニア世代の方で、MVNOに乗り換えようとする方、私は止めません。だってお金は大事ですもの。ただ、それ以上に気をつけてほしいのは、「安いものにはワケがある」こと。ご自身のスマホorケータイの使い方が、通信品質が落ちることに対して抵抗がなければ、すぐに移行されることをオススメします。自信がなければ、、、今の回線をそのまま維持してもいいのかなぁ、とは思ってしまうのでした。難しい話ですけどね。

もしOCNに乗り換えるのであれば、初期手数料相当分が超割安で手に入る「エントリーパッケージ」というものがAmazon等で販売されています。初期手数料は3,300円ですが、このパッケージ自体はおよそ300円で売られていることが多いので、初期手数料を節約したい方にはオススメです。

あとは…OCNの場合は、MNPで移行する際にスマホが安く購入できることも多いです。いまお使いのスマホが古くてどうしようもない!といった方はこういったタイミングで新たなスマホを購入するのもありでしょう。(Amazonなんかよりもよっぽど安く購入できたりしますよ)