ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

クールな音、チタン

楽器のエンドピンを変えてみました。かなりの変化が。都会的な響きになりました。これはこれで使いでがありそうです。

本日の駄文

今日も今日とて朝からスタバ活動していると、なぜか長ーい行列が。今日は店舗限定のSNOOPYのスタバカード、リユーザブルカップの発売日だったみたいです。わたしも例に漏れずゲットしましたよ。これぞ本当の「早起きは三文の徳」ですな。

クールな音、チタン

最近知り合った方で、演奏活動の一線から退かれる方がいらっしゃいました。そんなシニアなコントラバス弾きの方から譲り受けたのが「エンドピン」です。エンドピンはそれこそこだわる方はこだわるものですが、私はその魔の世界に足を踏み入れていませんでした。(なんせ、お高いんですもの…)ただ、今回は格安で譲っていただけるとのことでしたので、渡りに船と今回試してみました。

そのエンドピン、今は探すのが難しいかもしれない、総チタン製。ふつうのエンドピンは真鍮製ですから、楽器自体の響きがどう変わるのかがわからず…なんとなく「音が良くなればいいな」程度のおまじない感覚でMy楽器に刺し入れ、実際に合奏の中で試したのがこの週末だったのですが。

結果。実感としてかなり変わりました。真鍮とチタン。

何が変わったのか、お伝えするのが結構難しい(感覚的な話も含む)のですが、まずは響きが1.2~1.3倍に増幅されました。私の主戦場は吹奏楽なので、当然ながらfを出す機会も多いのですが…同じような弾き方をすると弦が響きすぎていい音がしない感じだったのです。力を込めすぎると良くなくて、ちょっと脱力したほうがいい感じ。弓を無理やり動かさなくても楽器自体がより鳴ってくれるようになりました。

音自体は、どうも寒色系になったでしょうか。真鍮よりも硬いからかもしれませんが、出音自体がわりと細くなったような。かといって音量は変わらず、むしろいままでよりも大きくなっているような気すらあります。音がきゅっと中心に寄った感じで、より遠くまで届くようになったというか。

響きの大きさ(増幅度、とでも言うのでしょうか?)は、圧倒的にチタンの勝利です。すごい、鳴る。ステージ上にエンドピンを刺したときの音の広がりは結構な違いがあって、ちょっと遠くのバスクラ吹きにまでわかったようです。彼もエンドピンにこだわる派の人間だけあって、真鍮製からチタン製に変えたことを言うと「ガッテン!」してくれました。第三者に違いがわかったので、たぶん弾いている本人よりもより明確に変化しているのでしょう。(自分の音が離れたところから聞こえれば良いのでしょうけど)

結果、これ、変えて良かったです。真鍮製で慣れ親しんだ私からすると、この響きの良さはやみつきになってしまいそうです。他にも、タングステン製やカーボン製など、本当にエンドピンの世界は奥深い。沼にはまらないように気をつけないと。このチタン製のエンドピン、購入当時(十年以上前になるそうですが)のお値段で5万円以上したそうですから…もう、なんていうか、ふつうに楽器の1パーツだと考えるととんでもない額になりそうですよね…大事に使おうっと。。。