iPhoneへファイルを転送する方法。いろいろWindowsPC上でこねくり回していたのですが、実はiPhoneの「ファイル」アプリで読みに行くのがとても楽でした。その発想はなかったわ…
本日の駄文
喜ばしいことに、私の会社でも定期昇給がありまして。ちょっと期待していたんです、どれくらい今年はお金いただけるんだろうと。蓋を開けてみたところ…なんと、ほっとんど変わらない。（贅沢な昼食１回できる分くらいしか変わらない。ほぼおんなじ。）うーん…世の中厳しい…。
WindowsからiPhoneへのファイル転送方法
前段１：きっかけ（長い）
私のメインスマホはGalaxy（Android）です。いろいろなファイルを自由にダウンロードできるAndroidは快適でとても気に入っています。とはいえ、ときどきiPhoneを使いたくなるときもあります。先日、長時間のドライブのお供に愛車に載っていたときのこと。私の愛車（レヴォーグ）は手持ち音楽を楽しむには壊滅的に使いづらいUIのおかげで、まったく楽しくなかったのでした。（USBにFLAC入れてCDを順番に再生…とかできない。なんでこんなUIにしたんだろう、責任者は深く反省してほしい）
ということで、他の代替手段を調べに調べました。いろいろ確認すると、どうもiPhoneでApple CarPlayを利用するのが一番精神衛生上よさそうということがわかりました。いろいろな方法で音楽再生はできますが、
- USBで再生→もっさり動作＆繰り返し操作不可＆運転中操作不可。
- AUXで再生→曲名とアルバムアートワークが表示不可。
- Android Auto→まずまず使えるがUSB（有線）接続が必要。
- Apple CarPlay→ワイヤレス接続可能。一番現実的？
ということで、ご家庭にひとつやふたつ転がっているであろう手持ちの古いiPhoneでApple CarPlayを試してみようと思ったのでした。
前段２：やりたいこと（更に長い）
Apple Carplayを利用するのはいいのですが、悩ましいのが音楽ファイルの管理方法。なんとかしてNASライブラリの音楽ファイルをiPhoneに入れ込む必要があるのですが、Appleのアプリ「ミュージック」ってとてもクセが強いんですよね。iTunesを利用することが前提になっていて、特定フォルダの中身を自動同期する。それはそれでとても理想的で囲い込みがうまく行っているのですが、ハナからそんなつもりはありません。好きな音楽を、好きなタイミングで出し入れしたい。iTunesみたいに裏で勝手にバックアップとかホントやめてほしいんです。
かつ。Appleの「ミュージック」アプリはFLAC再生不可なんですよね。いまだにiTunesが対応していないのが不可思議なのですが、このあたりはAppleの思想なんでしょうね。昔もm4a（mp3ではなく）、いまでもALAC（FLACではなく）なのはちょっといただけないと思ってしまうのです。音楽って楽しめてこそナンボ、ですからねぇ。
わたしのNASの音楽ファイルたちは、数年前からほとんどがFLACです。なので、いまさらライブラリ再構築してmp3でエンコードし直すのは辛い。なので「ミュージック」は使わない。けど、そうすると当然ながら別の方法で音楽をiPhoneに取り込まなければならず…
で、いろいろ調べるのですがいまいちフィットしなかったんです。Windowsのエクスプローラからのドラッグアンドドロップはできない（読み取り専用？）だったし、あとは調べど調べど中華系ソフトウェアの行灯記事ばっかり。ほとほと悩んでいたのですが、ようやく方法見つけました。ここまでが長い長い前段。
iPhoneの標準アプリ「ファイル」を使う
iPhoneには、「ファイル」という青いフォルダのアプリが入ってます。できることは「ファイル閲覧」、つまりはWindowsのエクスプローラとほぼほぼ一緒です。ということは、コピーや貼付けもできてしまうのです！
- なので、フォルダ をひらく → ブラウズ を選択する
- 右上の … をタップ → サーバへ接続 をタップ
- サーバ名に、接続したいPCやNASのIPアドレスをタップし、「接続」をタップ
（必要に応じて、ユーザの種類を「登録ユーザ」にして、ユーザ名とパスワードを入力） - 該当するファイル（orフォルダ）を長押し→コピー
- iPhone上の任意のフォルダに貼り付け
まさかのiOS標準機能でできてしまうとは！いったい何なんでしょうか…完全に狐につままれたようです。知識のある方ならなんてことない話ですので、ぜひどうぞ～。
備考
- ここでやっていることはあくまで「ファイルコピー」なので、Appleのアプリ「ミュージック」上にはでてきません。（が、私は別にそれでいい。どうせFLAC再生できないし…）
- ファイル共有はSMBで行っているようです。ということは、普通にWindowsの世界でつながるようですね。mac用に穴あけなくて済むのは良い。
- NASを持っていなかったとて、個人のWindowsPCでフォルダ作成→共有してあげればできると思います。IPアドレスは自分で調べる必要ありますが…（DHCPならば、コマンドプロンプトでipconfig打てばすぐわかるのですが…いまどきもう少し簡単な調べ方あるのかもしれない…）
- iPhone上で利用する再生アプリはFLACが再生できれば基本なんでも良いのですが、Foobar2000とかVLCとかDocumentsとかいろいろ試した結果、とりあえず渡しはEvermusic使ってみることにしました。ライブラリの場所を自分が指定したフォルダに設定しておけばOKです。
で。どのご家庭でも1家に1台は転がっているであろう古いiPhoneがない場合ですが…整備済みの品物を手配するのがいいと思います。狙い目は、iPhone12mini。カメラも使わないし常用しないし、小さいほうが車内でいいのでコレ使います。容量256GBでもやすいものは35,000円くらいで販売されていますから、DAPとして狙い目です。
