ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

続・UGREENの廉価版NAS(DH4300Plus)を買ってみた

凝りもせず、UGREENの廉価版NAS(DH4300Plus)購入してみました。結果、これで十二分。NASとしての基本機能だけだったらむしろこっちのほうが安価で使いやすいです。基本機能に絞れば、ね。

本日の駄文

とりあえずスタバでタブレットと折りたたみキーボードを使ってみています。いつも普通にノートパソコン持って歩くのが当たり前だった私にとって、これは結構衝撃的に軽くてコンパクトにまとまる感じ。大抵のことはこれでできるので、世の中のノマドワーカーはこうやって仕事していたのか⋯!と目からウロコ的な。

続・UGREENの廉価版NAS(DH4300Plus)を買ってみた

2025年4月。発売当日に届いたUGREENのNAS。でも、そのまま使うにはちょっとだけ力不足で、結果SynologyのNASに買い替えたUGREENのNAS。(結構色々な方に読んでいただき嬉しい限り。)

hamabasso.hateblo.jp

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で。現時点ではSynologyを満足して運用しているのですが⋯もともと4ベイのNASを見越し、WDの6TB×3 RAID5構成を想定していた私にとって容量不足が喫緊の課題になっていました。安定性は流石のSynologyですが、いまSynology以外のHDDを利用してOKなNASってあるのかしら。DS224+がラストチャンスだと思っていたので(事実Amazonだってすでにディスコン)、Synologyの4ベイを今購入するのもなぁ、と思っていました。

で。そんな私の琴線をくすぐる製品がUGREENから発表されました。4ベイNASの廉価版ともいえる「DH4300 Plus」が発売されたとのニュースが。乗るしか無い、このビッグウェーブに。(?)というわけで、発売日に発注、セットアップが終了したので早速レビューです。

詳細

500mlペットボトルくらいの大きさ。コンパクト。

底面。普通ですが、これで十二分。LANも2.5Gです。
 

HDD差込口。ネジ止めですが問題なし。
DH4300Plusの使い勝手

上級機(DXP4800)との主な違いは以下のとおりです。

  • CPU性能が大きくDown(Intel 100よりも処理能力低い、けどNASってそこまでCPUぶん回さないのでこれでも十分)
  • メモリが8GB固定(とはいえQNAPやSynologyと比較すると容量数倍、これも十分)
  • 拡張スロット最低限(でも2.5GLAN×1って必要十分)
  • 筐体の作りが若干簡素(上蓋は磁石でくっついているだけなので筐体の下部をもたないとダメ、HDDはネジ留め必要だけど日常使いするものでもないのであまり気にしない)
  • VM不可。(でもDockerはインストールできるっぽい、でもそこまでこだわる方は主要2メーカーどちらかを選ぶべきだとも思う)

これくらいです。つまり、大したデメリットはないです。専用OSの作りは一緒だし、スマホアプリからもセットアップができる簡便性は維持されているので、むしろこっちのほうが「UGREENのNAS」の本命なのではないかと思います。価格も絶妙(定価55,000円、セールになるともっと割引されて5万円以下で捕獲できるはず)ですので、上級機の2/3程度。Synologyの4ベイと比較するとぜったいこっちのほうがコスパいいです。

越えられない壁としては⋯やはり、NAS上でいろいろやろうとすると制約はあります。NAS使ってVM立てたいとか無理ですし、いろいろなServerまでやらせようとすると力不足。でもこれも考え方次第で、NASとしての本来の使い方(ファイル置き場)としてみれば必要十分、フォーマット次第ではスナップショットでバックアップ世代管理できそうですし、クラウドストレージとの連携もできるようですから、

  • 写真の共有
  • 音楽の共有
  • 映像の共有
  • 簡単なファイル置き場

としてであれば、上級機DXP4800よりも本製品DH4300Plusを勧めたいです。あとは、どれくらい容量いるかで2ベイ(DH2300、10月下旬に3万円で発売予定)か4ベイ(DH4300Plus、販売中・5.5万円)かを選べばいいかと。

結論

本来の意味での「初心者向けのNAS」だったら、なぜコレを先に販売しなかったんだろう?という意味で、何やってんのUGREENさん、という感じです。もちろんハイスペックのNASから売りたかった意図はわかりますし、私もその異常な高性能に惹かれたひとりです。とはいっても、初心者がNASに求める機能としてはとても限定的ですので、たとえば、スマホのデータ置き場&家庭内データ置き場としてであれば、これで十分、これがいい、と思います。よくわかっている方で利用を限定して考える方もこれでOK。

が。重ねてになりますが、中級者以上の方で「これからいろいろやってみよう」とか「社内のファイルサーバとして使ってみよう」とか、いわばきちんとしたNASとして使い倒す感じの製品ではないと思います。専用OSの熟成も進めば状況変わるかもしれませんが、2社と比べるとやはりやれることは少ない。こういった方は素直に先行2社を買いましょう。QNAPもSynologyもいい製品ですよ。

おまけ・HDDの選び方

利用するHDD。RAIDは組んだほうがいいと思うし、むしろコスパを求めるのであればWD RadでなくてBlueで8TB×3(RAID5)で実効容量16TBで組むのも面白いと思います。(とか思いましたが、Red8TB=3万円/本、Blue8TB=2万円/本なので、信頼性をどう考えるか。HDD1本こわれたときに新しいBlue1本購入したほうがまだコスパいいから、とかその辺は考え方次第ですねぇ。まぁ、Red構成だと総額14万、Blue構成だと総額11万ってなると結構違うかもしれない⋯)

でーもなー、最近本当に大容量HDDが安くなってます。とくにSeagateの24GBとかだと1本5万とかで購入できます。もはやこれ2本購入して2ベイ(ミラーリング)で良いのではとも思います。いい時代になったものですねぇ。