D-M210。全録サーバを購入しましたが、録画してくれる時間、短くないですか?そう思ってHDDを換装してみました。結構簡単、満足度数倍。かなりご満悦です。
本日の駄文
菅さん、あんなに総理の座に固執していたのに、あっさりと総裁選への不出馬を表明しましたねぇ。誰の目から見ても菅さん-二階さんラインへは任せておけないことは明白だったけれども、もっとこてんぱんに負けるものかと思ってました。火中の栗を拾って首相になった彼もちょっとかわいそうでしたが、最後に立つ鳥跡を濁さず精神だけは持っていたということですかねぇ。
D-M210 HDD換装
あまりにも今日は暇な一日(やることがないわけではないんです、昨日のAWSの障害の影響を受けた一人なので)なので、ブログを更新したいと思います。たまにはこういったゆとりの日もないとダメですよね。ただでさえ金曜日ってやる気ない日ですから…。思いの外長文になってしまいました…。
はじめに
というわけで、今回ご紹介する製品は、みんな大好き全録サーバです。全録とは、テレビのチャンネルを複数録画して、過去の番組を見れるようにできるそれはそれは素敵な機械です。今回なぜ全録サーバを買うに至ったのか?それは、以前マツコさんと有吉さんの番組でちらっとお二人が言っていたことが頭に残っていたからです。「全録サーバを購入すると、もう昔には戻れない」たしかに、わたしも実際使ってみてそう感じます。リビングに寝っ転がりながら、テレビのリモコンで過去番組をさかのぼって見ることができるのは本当に贅沢な時間の過ごし方。万が一寝坊しても毎朝貴島明日香ちゃんや依田さんに挨拶できるし、夜早く寝たとしても深夜番組をサーチできる。単純に、すごい。
でも。わたしそういえば、パソコンで近しいものを以前構築していたのでした。それが、PlexのPX-W3PE5を利用したテレビ視聴環境。これも構築したときはとても便利だったんです。実際、PCの一つのウインドウにテレビを表示してダラダラ見るのは最高にはかどります。ただ、ねぇ。PCでのTV視聴環境で多チャンネル同時録画環境を構築しなかった理由は、以下にあります。
- TVtestによるリアルタイム録画までやったところで満足してしまい、そこから先の「同時番組録画」までは考えが至らなかったというのがひとつ。
- 流石にPCのエキスプローラーを開けて見たい番組を探すのは骨が折れるというのがひとつ。
- 最後に決定的だったのは、構築が難しすぎてやる前から断念しているというのがひとつ。
つまり、めんどくさがり、だったということですね。やってやれなくはないだろうけれど、根気も時間もなかったから民生品に逃げてしまった、ということです。まぁ、ts抜きとかできる点でPC録画も優位点あるんですが、メインPCのHDD容量圧迫問題もありまして…ね。
同時録画環境を、買う。
次は、どこの製品を買うかで迷いました。民生品として全録ができる機器は、PanasonicかToshibaの二択です。いまさら東芝と心中するのか、という声も聞こえてきそうですが、昔からわたしは東芝ユーザーでして、あの(ちょっと使いにくい)インターフェースに慣れてしまっているのです。だからいまさら他のメーカーを買う選択肢はない、と。
ついでに、家ではその働きをすっかり忘れ去られているBlu-layレコーダーもあります。それも東芝製。だったらBlu-layはつかなくても、HDD全録サーバがあればいいんじゃない?と思ったら、とってつけたかのようにピッタリの製品が東芝から発売されているのでした。そいつの名前こそ、今回わたしが購入したD-M210です。
この製品が少し惜しいのは、同時録画できるのは6局まで。ということで、NHK総合、Eテレ、日テレ、テレ朝、TBS、テレ東、フジを全部録画しようとすると1局足りなくなるわけです。これは由々しき事態!という方は、素直に他機種を選ぶことをおすすめします。ちなみにわたしがどうしたか。もう忘れていたBlu-layレコーダーが奇跡的にタイムシフトマシン(2局同時録画)が可能だったので、新調したD-M210で5局(民放)、古いBlu-layで2局(NHK)を録ることにしたのでした。
HDDの換装検討
今回購入したD-M210の唯一の泣き所、それは内蔵HDDがヘボいところです。いまどきHDD、値段がぐっと安くなっています。今回は、事前にkakaku.comの情報を信頼し、8TBのHDDを搭載することにしました。購入したのは、SeagateのIronWolfです。
どのメーカーのどんな製品でも3.5インチHDDであれば事足りるのですが、、今回は少し信頼性を重視しました。HDDの中でもちょっとお高めの製品ですが、選ぶ際には以下2点を重視しました。
- 必ず「CMR」という表記があるHDDを選ぶこと。(超簡単に言うと、CMRではない大容量HDDはこわれたりうるさかったりする可能性が高いため)
- 必ず容量は8TB以下のものを選ぶこと。(10TB以上のものだとD-M210側で認識しないようです)
今回搭載するハード、D-M210は四六時中動いて番組を録り続けることになります。そのときに、CMRではないHDDを選んでしまうと故障するリスクが高くなります。そして、8TBに抑えることもポイント。これは搭載できるHDDの最大容量が8TBということみたいですね。
(2022/10追記 こんなHDDでもOK)
2022年10月現在ですと、Seagete以外にもWDやToshibaという選択肢もありますね。価格で選べばToshibaが安価ですし、気分でRed Plusという手も良いかと思います。
換装方法
おまっとさんでした。実際に換装する方法を写真を交えて見ていきたいと思います。ちなみに、HDDを交換する難易度は…そうねぇ、★★★(普通)くらいでしょうか。自分でPC作る方なら楽勝レベルかと思いますよ。
はい、いきなりですが、蓋をオープンしたところから始まります。ご覧のように、HDDがどーんと乗っかっている筐体です。だからこんなに小さい筐体なんですね。標準HDDはWDの音楽再生用のものでした。いちばん親和性が高いのはおなじくWD製のHDDなのかもしれませんね。。。(でも、ちょっと高め)
ここ、大事なのでよーく見てみて。普通のSATAのハードディスクのコネクタなんですが、電源とデータのコネクタが一緒になっていて、すっごいごっついコネクタです。手で外すのは結構ねじねじしてチカラが必要だったので、ラジオペンチとかあるといいかもしれません。
ついでに、このHDDの上に通っているフィルム状のケーブルは、取り外さなくても作業は可能です。(わたしは慎重に取り外さずに作業しました。だって再度とりつけられる自信ないんですもの)細心の注意を払ってくださいませ。
上記の図から、HDDを取り出してSATAのコネクタだけを写真に撮ってみました。こんなごついコネクタ見たことないです。さすが民生品。
ちなみに、右下の銅色の穴の空いている部分は、HDDが固定されているネジ穴です。HDDは、都合4ヶ所(だったかな?)で基盤に止められていて、ひねるような形で少しチカラを加えてあげるとうまく取り出すことができます。(ここ一番大事なところ!)力を入れすぎるとバキッと壊れたり、薄いフィルム状のケーブルが抜ける恐れがありますので、くれぐれも慎重に!(もちろん、自己責任でよろしくどうぞ)
取り出したHDDには、マウンタにSATA接続用の基盤がこんな感じでくっついています。プラスドライバー一本で解体可能ですが、こんなふうにして信頼性を高めているんだなぁ、と関心しきり。
基盤だけみるとこんな感じ。背景にちらっと写り込んでいるのはHDDのマウントキット。
一度とりだすことに成功してしまえば、あとは取り付け時と反対のことをしていけばOKです。HDDをネジ止めしてマウンターに固定→基盤にスルッとはめる→基盤とマウンターをネジ止め→ごついSATAケーブルを再接続→外蓋を占めてネジ止め といった感じです。
ちなみに。この作業を購入直後にされる方、もしいらっしゃれば注意ポイントが一つ。いちばん最初に電源を入れた際の初期設定は、最初はこのHDDで行わないとうまく動いてくれないようです。なので、面倒ですが一度起動を確認し、初期設定もきちんとできた段階でHDDを換装し、「初期化」することでこのHDDを認識してくれることになります。
ちなみに。わたしが交換したこの8TBのHDDですが、
- 月曜~金曜は、ゴールデンタイムのみ
- 土曜・日曜はすべての時間で
- 録画するテレビ局は民放5局
- 録画画質は高画質
以上の設定で全録してみたところ、およそ22日分の録画可能という表記が出ました。別に中画質でも低画質でもいいわ、と思う方はもっと長い間の録画が可能となりますね。
また、D-M210に外付けHDDをUSB接続して容量を増やすこともできます。(USB2.0接続なので2局分しか外出しできないという残念仕様ですが)ただ、この内臓HDDとっかえ方法だとこのような制約は当然ながらありませんので、外付けHDDを購入するよりもスマートな方法とも言えるでしょう。
結び
ちょっと大変かもしれませんが、このD-M210内蔵HDDの換装してしまえば、かなり遊べる(普通に使える)機器となります。もちろん自己責任とはなりますが、いまの相場だとD-M210はおよそ4万円、8TBのHDDだと2.5万円、合計6.5万円で全録サーバを入手できるという素敵な時代になっています。テレビを見るための時間的制約から開放されてみませんか?
追記(2023/3)
こんなこともやってみました。