ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

夏の林檎

夜のフライトで聞いていた音楽が、Kalafina。活動休止は残念だけど、いい曲はやっぱりいつ聞いてもいい。一番好きな曲、「夏の林檎」についてのつれづれです。

本日の駄文

先日、私は北に飛んでいました。久しぶりの飛行機、久しぶりの旅行…。美味しいものもそれなりにいただくことで、気分的にもリフレッシュした感じです。その代償か、週明け疲れがでてしまっているような気がして残念です、自分…。

夏の林檎

北から帰る飛行機、夜のフライトでした。久しぶりのフライトは若干飛行機酔いしてしまったこともあり、ずっと音楽を聞いていました。こんなときにどんな音楽がフィットするだろう。JALおなじみのJet Streamを聞く手もあったのですが、自分のWalkmanの中に入っている音楽を聞いてみました。久しぶりに。アーティストはKalafinaです。

Kalafina。Keiko、Wakana、Hikaruの3人が織りなす梶浦由記さんプロデュースの3人組。ちょっと前に事務所トラブルで所属事務所が分裂して以降、おそらくもう新曲を聞くことができないこの3人の音楽は、宗教音楽とも環境音楽ともヒーリング音楽ともいえる独特なもの。6/8拍子や12/8拍子に代表される梶浦節、呪文の詠唱のような歌詞。そのどこを切り取っても個性的なサウンドは時折聞きたくなる曲があります。

一般的には、ヒストリアの主題歌である「Storia」や魔法少女まどか☆マギカの主題歌である「Magia」が有名ですが、私が一番好きな曲はちょっと異色なのかもしれません。ちょっと古い曲なのですが、「夏の林檎」という曲です。例に漏れず6/8拍子の梶浦サウンドですが、冒頭のフルートから哀愁を誘うフレーズから始まり、哀愁を帯びた晩夏の情景を切り取った曲です。そこにはちょっとした優しさと少しの危うさが同居するような、甘酸っぱい青春模様をイメージさせます。

奇しくも、この曲を聞いた直前は満月の夜。ストロベリームーンというニュースを聞きました。Kalafinaの曲は月をイメージさせる神秘的なものが多い気がします。そんな幻想的な月を見ながらのKalafinaは、私を物思いに耽る時間にさせてくれました。好きな音楽を聞いてみるのも、久しぶりに良かったなぁ、と。