ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

さらば、普門館

普門館がついになくなります。その前に、実際に行って演奏できる企画があるそうです。吹奏楽の「甲子園」、思い出に行ってみようかしら。

本日の駄文

こころの薬を変えたせいか、朝から眠い眠い…。こころのお薬はその人に合う・合わないがはっきりしますから、微妙な調整がむずかしいところですねぇ。

さらば、普門館。

こんなニュースを知人から聞きました。

shimbun.kosei-shuppan.co.jp

普門館。立正佼成会の大講堂なのですが、吹奏楽関係者だったらその名を知らぬものはいない、吹奏楽の「甲子園」、全国大会が行われた場所です。コンクールの全国大会は、最近では中学校および高校の部は名古屋で行われるのが通例になっていますが。その昔の全国大会は「普門館」=全国大会、というべき代名詞になっていた会場です。

コンクール当日の普門館は、戦場です。各団体が演奏で火花を散らす…のもそうなのですが、本当に広い普門館の中は迷子になってしまうとタイヘン。ついでに雨が降ると動線も変わって楽器積み込みの場所も変わってタイヘン。ついでにゴールド金賞受賞団体はトロフィーと賞状をもってバンドジャーナル/バンドピープルの写真も映るからその準備もタイヘン。いやー、思い出しただけでいくつでも回想録が書けそうです。

コンクール参加者だったらだれもが目にするであろう、真っ黒いステージ。そしてそのステージから見える、だだっ広い客席。プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、自分たちの演奏をとにかくやりきることだけを考えて演奏した本番。そしてその結果が結実した結果発表。(結実しなかったりもしましたけど)でもでも、すべてが思い出の場所としてずっと記憶には残ります。

ついに取り壊されるその運命を前にして、立正佼成会さんも粋なことをしてくれるものです。当日は、楽器を持ってはいけない(楽器大きすぎるし…)けれど、思い出に浸りにいってみようかしら。さすがに「普門館テレホンカード」や「普門館ペナント」を売る露店はもうないだろうけどね。

ちなみに。

普門館までのアクセスは、地下鉄丸の内線(支線)の方南町駅から徒歩10分程度です。丸ノ内線、中野坂上駅で乗り換えですよ。駅を降りたら、大きい道路(環七)を道なりに歩いていくと見えてきます。普門館周辺は、コーヒーショップはおろかお昼ご飯を食べる場所すら探すのに苦労します。だので、もし地方から出てくる方、ターミナル駅(新宿駅とか、東京駅とか)で、予め水分やお弁当を購入してから向かうことを推奨しますよ。(ちなみに駐車場探しも大変苦労するので、車でのアクセスはほぼ無理と思っていただいてもよろしいかと…)