ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

イヤホン(40) FINAL E1000

FINAL兄弟の末っ子、E1000。兄貴分であるE3000/E2000と比較すると、より万能で聞きやすい音になりました。そして、価格!標準イヤホンからのステップアップにオススメ。

本日の駄文

今年の流行語大賞は、ロコ・ソラーレが試合中に話していた「そだねー」がとりましたね。。私は、カーリングはテレビで試合をしてると夢中になって見ているクチですので…ちょっと嬉しい。試合中はポジティブな言葉しか使わないルールらしいです。前向きさ、見習いたいですね。

イヤホン(40) FINAL E1000

イヤホンメーカー、FINAL。私が好きなイヤホンメーカーです。その代表作は、E4000。ちょっといい音で聞きたいときはこのイヤホンを使っています。普段遣いには、E3000E2000。E3000はクラシック向き、E2000はJPOP向きではありますが、どちらともオールジャンルこなせる、甲乙つけがたい万能イヤホンです。

そんなFINALが、満を持して発売したエントリー向けイヤホンが、F1000です。Twitterのタイムラインに流れてくる、絶賛されているレビューの嵐。私もさっそく近くの家電量販店で捕獲し、2~3日聴き込んでみました。というわけで、恒例レビューです。

  • ハウジングは小さめ。E2000/E3000と同じ寸法でしょうか。
  • イヤーピースは万人向きですが、左右の区別がつくように色がつきました。これは地味に大きな改良ポイント。
  • 音域はフラット。中音域がすこしだけ強いかな?。
  • ケーブルのタッチノイズは少なめ。
  • 遮音性は高め。
  • 音量。多少とりづらいです。一般的なイヤホンと比較するとすこしだけボリューム上げ目がいいかも。
  • 音場。広めのスタジオ。もしくは、中規模ホールの真ん中らへん。詳細は後述。
  • 精細感、ここはあと一歩かな。これも詳細は後述。

まず、外装。ハウジングに関しては、既存のE3000/E2000とほぼ同じ大きさなのではないでしょうか?プラスチック性の外装なので多少安さを感じなくもないですが、カラーリング(黒/赤/青)が入っているのでそれなりにお洒落にも見えます。イヤーピースが左右で色が別れた点は美点です。E3000/E2000は左右がひと目で分かりづらいのが欠点でもあったので、地味な改良ですが素晴らしい点。

次に、音場。これが特徴的です。家電量販店のPOPでも同様の記載がありましたが、まさにこれが的を射た表現だと思います。

  • E3000は、ホールの後ろ側で音を聞いた感じ。音の精細感がきめ細やかですべての音が聞こえてくる。
  • E2000は、ホールの最前列で音を聞いた感じ。音の圧力が強く、すべての音が前に主張してくる。
  • E1000は、ホールの真ん中で音を聞いた感じ。高音から低音まで等しく音が聞こえてくる。

先にウイークポイントから。E1000は、E3000/E2000ほど音に精細感があるわけではありません。特に、E3000と比較するとすこしがっかりする程度ではあります。しかし、その音のバランスは本当に見事で、高音域から低音域までほぼ等しく聞こえてくる感じです。多少モニターライクではありますが、これはノーマルイヤホンと比較すると万人受けする音作りかなぁとも考えます。イヤホンに合う音楽は、ジャンルを選ばず全て。音を聞き疲れしないという点では、聞き流す系の音楽や語学学習なんかにもに向いているような気がします。

E1000はどんな人にオススメか。それはずばり、標準イヤホンからのステップアップです。わずか2,500円の価格で、この性能は相変わらずのコストブレイカーっぷりです。音にへんな色をつけていないのが特徴ですので、非常に多くの人に受け入れられるイヤホンです。ただ、多少音の違いがわかる方にはE3000/E2000をおすすめしたいですね。いずれにしても、この三兄弟、本当に音楽を楽しむことができる佳作イヤホンです。手軽なクリスマスプレゼントにも手頃な価格です。日頃からお世話になっているあの方へ、こんなモノ、いかがでしょうか?きっと喜んでくれますよ。