ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

サウンドバー、どうやって設置する?

サウンドバー、巷ですごく流行っています。でも、設置場所ってみなさんどこに置いてます?テレビの下かもしれませんが、画面を首振りしたい場合とか、悩まれますよね。そんな境遇に際した私の、一つの解決案です。(長文です)

本日の駄文

Amazonのアカウントがロックされました。なんと不正利用が疑われるとのことで、再度キャッシュカードの情報を入力する必要があるようです。…という内容のフィッシングメールが届きました。日本語に違和感はなく、Amazonのロゴもそれっぽかったので一瞬だけ引っかかりそうになりましたが、メールヘッダを見ると明らかにダメなやつ。好奇心に駆られて偽装されたURLを踏みたいのをじっと我慢して、ゴミ箱へポイしました。物騒な世の中になったものです。

サウンドバー、どうやって設置する?

前回のブログでも書きましたが、私が調子が悪くなってくると、ためた資金を吐き出し続けて散財する傾向があります。ここのところ安定剤を飲んでいるせいか少しは生活が落ち着いてきてはいるものの、買い物欲はとどまるところを知りません。で。

今回その餌食になったのはサウンドバーです。具体的には、DENONが今年(2022年)になってから発売した、DHT-S517Kという機種。まだ世の中に出回っていないせいかとてもレビュー数が少ないのですが、とにかく圧倒的に評判がいい。これはきっと買うべきだ、欲しい物に違いない、よーし買うたれ!お金がない、と逡巡する自分はどこかに消え失せてしまい、今週中にはこの製品が届きます。率直に、すごく楽しみ。

で、後先考えずにこの製品を購入したあとに気が付きました。はて、わたしのいまのテレビ環境、どこにこの製品据え置けばよいのだろうか…。典型的な失敗(?)ではありますが、わたし、あんまりこの製品の大きさまでは知らずに購入していたのでした。

そもそも論として。サウンドバーって最近大流行してますよね。最近のテレビの薄型化はとみに顕著になっていますが、それに付随するスピーカーはどんどん貧弱になっていると思いますし、大多数のみなさまも同意してくれることと思います。テレビで聞ける音楽を、もう少しマシな音で聞きたい、という欲望を叶えてくれるサウンドバー。だからこの家電はいまヒットしてるんだろうな、と。

ただ。大画面テレビ(参考までに、うちの50型テレビは横幅が112.5cmあります)にサウンドバーをつけたとしても、首振りできる機能がついているテレビの場合はいかがでしょう。私は、テレビに首振り機能がついていてほしい人間です。昔の三菱みたいに自動で画面ターンしてくれなくてもいいけれど、見やすい方へテレビを傾けることができる機能自体はほしい。でも、そんな首振り可能な大型テレビって最近本当に少ないんですよねぇ。

私のいまのテレビは首振りできないタイプですが、昔のテレビは「首振りあり」のテレビでした。その名残もあり、私のいまの環境は「サウンドバー」ではなく、「サウンドボード」という製品を使っています。サウンドバーはテレビの前に置く、長い海苔巻きみたいなスピーカーですが、サウンドボードはテレビの下にどっしり置いて音を出すものです。ちなみに、私がいま使っているサウンドボードは、PanasonicのSC-HTE180という製品。サウンドボードが世の中から無くなってしまう前、ほぼ衰退期に突入していた時期にあわてて購入したものです。(これはこれですごく気に入っています)

0.いまの我が家の構成と、予想される悲劇と。

超簡単にいまの我が家のTV回りを表すと、下記のような絵になります。

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現在のテレビ環境。

テレビ台の中にいろいろ細々したHDDレコーダーやアンプを設置し、テレビの両脇にはWhafedaleのDENTONを奢っています。で、問題のテレビ自体は回転機能もなく、サウンドボード(SC-HTE180)の上に鎮座しています。でも、でもですよ。今回購入したサウンドバーを置くと、おそらくこんな感じになってしまいテレビを見るときに大きなストレスが貯まると思うんです。

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サウンドバーがちょっと邪魔。

テレビの画面とサウンドバーがかぶってしまい、理想的な視聴環境にならない可能性が高いような気がするのです。ちょっとこれは困ったぞ。

いっそのこと、テレビを買い換えるという選択肢もなくはなかったのですが…まだまだテレビ自体は利用できるし、全録サーバも先日追加したばかりだし、なによりHDDに録りためた貴重なドキュメンタリーや音楽番組が見れなくなってしまうのはイヤ。ここから私の苦悩が始まりました。

1.テレビそのものを回転台の上に乗せる

テレビの足部分に、回転台をくっつけて回してみるのはどうだろう。そんなふうに考えました。世の中を見てみると、なんとREGZAの純正の回転台が販売されていることを発見。同じREGZA同士だったら絶対大丈夫だろう、そう信じて購入しました。お値段、驚きの3,000円。メーカーの純正品としては破格の安さです。

しかし。結果的にこの目論見は水泡に帰すこととなりました。きちんと仕様を確認しなかった私の全面的なミスなのですが、このテレビ台、横幅が560mmしかないんです。それに対して、私の持っているREGZA(50M510X)は、台座部分の幅が635mm。…足りない。すごく足りない。

テレビを製造する各社は、映像に対してはかなりアピールされているかと思いますが、実際の使い勝手に関してはアピールポイントは少ないですよね。特に台座部分。なんだよ、同じREGZAなのに50型がのらない純正の回転台なんて販売するんじゃねーよ!なかばヤケクソ気味にしょんぼりしたのでした。

2.化粧板を乗せればどうにかなる?

いちどは憤慨した私でしたが、せっかく手に入れた純正の回転台です。どうにかして利用できないか?考えました。あ、そうだ、回転台の上に長めの化粧板を乗っけてあげて、その上にテレビ乗せればいいんじゃない?そう考えた私、今度はホームセンターに行ってみました。単純に、幅が600mmの化粧板を買えばそれで解決するわけですから、大した出費にもならんだろう、と。思っていたのですが。

思っていた私が馬鹿でした。。これ、無いんです。正確に言えば、ベニヤ板をカスタムでちょん切ってもらって回転テレビ台の上に乗せればいいんですけど。でも、でも。この板をきちんと見栄えの良いにしようとすると、板代金だけで数千円します。3,000円の回転台の美観を損ねながら、そのまま利用することに意味は果たしてあるのだろうか…。悩み、考えた末に、この案は廃案とすることとしました。あぁ、自分のおバカ。悲しい思いを抱えながら、ヤマト運輸で回転台の返品の手続きをしたのでした。(号泣)

3.テレビを壁掛けor可動式にしてみる?

あとは…残る方法としてはテレビを壁掛けにしてみる方法があるかと思いました。ただ、壁掛けにするには(当然ですが)壁に穴を開けなければならず、これもハードルが高い。すこし考えてしまうんですよね、これ。

もうひとつ考えたのは、キャスター付きの台に括り付ける方法。よく会社の会議室なんかで、遠隔地とのzoom会議でみるような、あれです。でも、そういう備品って本当に高いんですよね。見た目もいいし、部屋全体がスッキリすると思うんですけど、いかんせんTVのそばに全録サーバや録画用HDDを置きたい私としては、ちょっと違うかな、と。確か3~4万するんじゃなかったかなー…とAmazonを覗いてみると…

あれ?こんなに安いの?確かに高いっちゃー高いけど、そこまで手の届かないような金額ではないなぁ。「ハイタイプ」「キャスター付き」があるってことは、もしかしたら「ロータイプ」「キャスターなし」「首振り(スイーベル)あり」ってのもあるのかしら?一気に光明がみえてきました。

4.ついにたどり着いた!

かくして、私の予想はぴたりと当たりました。40型~60型くらいまでのテレビの貧弱なスタンドを支えるために、ディスプレイ業界では標準的な規格である「VESA」の穴に沿ってスタンドをはめ込み、ちょっとだけテレビ自体を高くして、しかも首振り機能までついている、という、まさに私にとって理想的な商品がこちらでした。

ある程度の高さ調整も利くみたいだし、私の持っているREGZAのVESA規格(400mm×200mm)にも対応しそうだし、これをテレビ台の上に置けば、きっと私が理想とするリスニング環境、テレビ視聴環境ができるはず!間違いない!久しぶりにPCの前でガッツポーズする自分がいました。この商品に巡り合うまでいったいどれくらいかかったことか…。

5.結び

というわけで、この製品も今週中に届く予定です。問題は50型のテレビをひとりで持ち上げ、いまのスタンドを外した上で理想形にもっていくことができるか。結構体力勝負だと思いますが、いまのオラ、すっげーワクワクしております。このスタンドの使用感なんかは別途レポートしたいと思いますし、何より「サウンドバーを起きたいけれどうまく設置できない」という方、サウンドバー設置のアイデアのご参考になれば、なにより嬉しいことはありません。

この喜びをなんとか伝えたくって必死に文字を打ってたら、なんと4000字overというとんでもない長さの記事になってしまいました。。やれやれ。。。

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こうなることが一番理想です。