ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

Sonus faber LUMINA I

ずっと探していた、Sonus faberのLUMINA I。自宅で数ヶ月エージングした結果、かなりいい感じの音になってきました。特に女声ボーカル曲は、あざやかにその色彩を表現してくれますよ。

本日の駄文

今日は期末の最終日。本来ならばもっとバタバタしていてもいいかもですが、私は久しぶりに余裕のある期末を迎えています。懸案だった仕事も一区切りし、今日の打ち合わせ資料も昨日夕方に仕上げたし。心穏やかにブログを書ける日常、素晴らしい。

Sonus faber LUMINA I

最近の仕事が嵐のような日々だった結果なのか、ストレスが溜まってまた散財傾向にあります。もうだいたい自分の望むべき環境(じぶんのかんがえるさいきょうのデスクトップ)は揃えたはずなのに…ストレスがたまったときの深夜テンションって怖いですね。あっという間に財産が減っていく…。

そんな私が、先日苦労して入手したスピーカーがSonus faberのLUMINA I。ここ半年くらいのスピーカー売上ランキングで常にトップに君臨し続けていたこのスピーカーが気になってから常にヤフオク在庫を覗いていたのですが、いかんせん中古でもこのスピーカー、10万以上。そして、近所の家電量販店にはまず置いてない。流通経路がピュアオーディオ店に限られるから、というのが理由なのですが、とはいえ、ほしい。ほしい。結構ずっと探してました。

この10万円overのスピーカー、どこかで絶対に手に入れたい。そして、その楽器のようにうたう様を聞いてみたい。そんなLUMINA Iですが、たまたまWeb店舗で新品在庫が復活している様子を見つけ、しばらく逡巡したあとに、ポチってしまいました。音も聞かずに10万円overのスピーカーです。我ながらなんという浪費でしょう。(だからお金が貯まらないのも納得、なのですが…)

まずは、その小型のフォルムから。スピーカーの周りを黒の皮で覆ってあるあたり、さすがに高級機然といった佇まいを備えています。デスクトップ上に置く私のスピーカースペースにも余裕で置けるので、まずは第1段階クリア。いつものように、デスクトップオーディオ環境で私のリファレンス曲たちをチェックすると…。ちょっと引っ込んだ感じの音がしました。たしかにきれいなんだけど、こんなもん?といった第一印象。でもここからエージングをしていくと大分印象も良くなってきました。

ほぼ2ヶ月くらいでしょうか。自分のデスクトップオーディオで音を毎日聞いてみると…確かに、高音の響きや女性の声は抜群の表現力です。Dali Menuetと比較してもいい線いっていますが、両者では傾向が少し違うかな。Menuetの方はしっとりつややかな印象、比べてLUMINA Iはどちらかというとからっとした印象。(音の方向性が違うので、気になる方はぜひ試聴を。)あとは、このサイズにしては低音もわりと良く聞こえます。ここも美点。

そうねぇ、欠点らしい欠点は…無いかなぁ。たしかにバカ売れしているスピーカーだけあって、ジャンルもなんでもござれという印象があります。ただ、本当ならば私の(なんとなくで構築した)デスクトップオーディオなんかよりも、きっちりしたアンプを奢ってあげて鳴らしてあげると、より素敵になると思います。S.M.S.L.のAO200では少しだけパワー不足を感じるかな。ふつうに音は聞こえるし、日常使いするのにまったく問題は無いけれど、よりよい機材で鳴らしてあげたほうが、より深い幸せを感じることができるかと思います。

とりあえず、LUMINA I、売れている理由は解りました。端正な見た目と、はなやかな女声ボーカルが聞ける万能機。音にちょっと個性もあるかと思いますので、ステップアップした1台として(試聴込みで)、もしくは私みたいなスピーカー偏執家のみなさんは、迷わずコレクションの仲間に入れていただいて良いかと思います。入手困難性とお高めの価格が一番のデメリット、見かけたら捕獲いただければ。