PCでいい音、聞きたくないですか?1万円でスピーカーを揃えるだけでもけっこういい音しますよ。1.5万円も出せば、すごくいい環境で音が聞けますよ。
本日の駄文
もう3月下旬というのに、なんと昨日は寒かったのでしょうか。雪降ってましたからねぇ。今朝も寒くて、思わずしまった羽毛布団引っ張り出してきたくらいです。少しあったかくなると今度は花粉も飛び始めます。みなさま、お身体くれぐれもご自愛くださいませ。
PCオーディオを始めるあなたに
今週のお題「買いそろえたもの」
はじめに
私の趣味はPCです。ついでに吹奏楽もうん十年やってます。耳はそれなりに良いほうだという自負はあります。であるからにして、PCからでてくる音をいい音で聞きたいという願望は昔からありまして。以前はサウンドカード(今はなきOnkyo製…)をつないで普通のPC用スピーカーに繋いで聞いておりました。
そこから何段階かの階段を上がっていき、いまは結構PCオーディオには投資しています。総額15万コースでしょうか。でもこれでもう十分だと思っています。これ以上机上で聞く音楽にいい音を求めるのは厳しいと思うし、スピーカーやアンプのサイズを考慮すると、邪魔にならないという点ではもう、限界。ついでにいうと、私の財力も、もう、限界突破サバイバーしています。
そこで今回は、どんな構成で組むと幸せな音に包まれるか、ということを含めて今回は紹介していきたいな、と。ご自分の予算に合わせて(どの辺りまで捻出できるか含めて)検討いただければ、と。
予算1万円編(1)
PC → マザーボードの3.5mmジャック → Activeスピーカー
PC用のスピーカーで電源を持っているのは、スピーカーの中にアンプ(音の増幅装置)がいるからですね。普通に考えればこれでなんの問題もありませんし、最初はこれで満足できるはずです。Activeスピーカーでも、いいものをつなげればとてもいい。個人的おすすめは、FostexのPM0.3というActiveスピーカー。だいたい1万円アンダーであればこれ買っておけば間違いないんじゃないかと今でも思っています。手頃な大きさ、癖のない音。
でも、残念ながらいまは在庫がないみたいですね。代わりにおすすめできるのは…そうねぇ、いまならYamahaのNX-50かなぁ。少し値上がりしまい1万円には収まらなくなってしまいましたが、音の良さはまずまずです。グリルの色が選べるのもポイント高いかな。
予算1万円編(2)
PC → USB → スピーカー
PCのステレオピンジャックを介さず、直接USB DAC入のスピーカーで音を出すやり方です。スピーカーに、USB DAC(Digital Analog Converter)が仕込まれているので、よりノイズの少ない良い音が出せるということで、このタイプのスピーカーも増えてきました。
このタイプでの最右翼は、やはりなんといってもJBL Pebbles。まさしく無双状態ですね。カタツムリ型の本体もさることながら、JBLらしいカラッと楽しい音を出すことができます。お値段も1万円でお釣りが来ることですし、これくらいからPCオーディオを始めていただくのがいちばんお手軽で確実、幸せかもしれません。第一、この構成だとスピーカーだけあれば音が出ますからねぇ、設置スペースが限られる方にもおすすめ。
予算1.5万円でPassiveスピーカーに手を伸ばす
上記1万円コースで飽き足らない!と思ってきたあなた、個人的におすすめしたいのはパッシブスピーカー(一般的なオーディオスピーカー、ブックシェルフスピーカーとも言います)をつないでしまえ!という案です。
PC → USB → アンプ → スピーカー線 → スピーカー
ここで出てくる、チープオーディオの世界の強い味方が中華メーカーです。アンプやDACの世界は日進月歩、とくに最近のDACは数年前の製品を軽く凌駕する良い製品がどんどんと中国から発信されています。私がとくに信頼しているメーカーは、S.M.S.LとToppingの2社。他にも、Sabajなんかも良いよ、と聞きます。
いわゆる普通のスピーカーは、PCにそのままつないでも音が出ません。PCから出てくる微弱な音を増幅してスピーカーに伝達するための装置、アンプ(AMP)が必要になるのです。予算が1.5万くらいでこのアンプを探すのは結構至難の業ではありますが…いくつか候補を挙げさせていただきますね。
USBでPCと接続し、赤と黒のOUT端子からスピーカーに接続します。これ、安くてまずまずの音が出て、ついでにBluetoothまで受けれるというとんでもない代物。なのに価格は5,000円以下という、本当に採算取れているのかしら?という半ば疑問符すらつく良い製品です。これに接続するスピーカーとして、安価なものとしては…
まずは一番最初にこれくらいのスピーカーをお勧めします。値段も1万円アンダーですので、1.5万円でPC環境のオーディオを変えるには癖のない音である必要もあると思いますので。PC直つなぎの音とは格段に違う、オーディオ沼の世界へようこそ!といった感じになるかなぁ。
追加投資できるなら(アンプ編)
もう少しレベルアップしたい場合。本当は、DACとAMPを分ける、という技が普通だと思いますが、ここでも銘機をひとつご紹介したいと思いまして。それがS.M.S.LのSA300というオールインワンアンプです。
なんだかAmazonの製品紹介の日本語は怪しいですが…このオールインワンアンプ、本当によくできています。癖が少ないきれいな音が出ます。DACからアンバランス(赤白のピンプラグ)で受けることもできるし、USBでPCから直つなぎすることもできるし、Bluetoothだっていけます。それでいて、お値段15,000円。いまは私もこれメインには使っていませんが、なんせ小型で使い勝手が良くって、そこそこいい音。だからしばらく手放すつもりありません。追加投資1万円できるんだったら、先程のnobsoundよりもこっち買ったほうが間違いなく幸せになりますよ。
追加投資できるなら(スピーカー編)
スピーカーは音の出口とも称されます。ということで、まず癖のない音を自分で確認してから選ぶことを選ぶべきだとは思うのですが、、、とはいえ、さきほどのYAMAHAよりも、より色のある、柔らかめの音が好きな方はDENONをおすすめしたいですね。これも間違いなく(超絶安価な割には)しっかりしたスピーカーです。
ここから上となると…スピーカー単体で3万円~5万円コースになります。ご自身の好きな音を聴き比べできるようになってからでも良い気がしますが…わたしが選ぶなら、の前提で3つ。まずはDaliのSpektor1。小さいのでデスクトップ上の邪魔をあまりしない、という意味でおすすめ。出てくる音は箱庭ミュージックといいますか、あまりスケールの広い音楽を鳴らすのは苦手ですし、若干高音がピーキーではありますが、それでもこの値段で出してくれる海外製という点でも、その恩恵を受けることができます。
もうひとつは、最近私がとてもプッシュさせて頂く機会が多いpolk AudioのSignature Elite ES10。正直、少し音の甘さが出るんです。解像度がそれほど高くないというか。ただそれだけに、長時間聴き疲れしないメリットはあります。中音域に魅力のあるスピーカーが欲しい方向けでしょうか。あと、サイズもちっちゃい。これも良ポイント。
あと、実は5000字くらい書いていたんです。でもなぜか、消えちゃったんです。。。うそでしょー(泣)というわけで、この記事はとりあえず「初心者のあなたへ」という記事として公開させていただきます。みなさまのお耳が、すこしでも幸せになりますように…。