ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

BlueSound POWERNODE

PC上で使う前提で購入した、ネットワークオーディオアンプ、POWERNODE。なかなか良いのですが、いま一歩、あと少し、という印象も…。

本日の駄文

近い演奏会に向けて、毎週のように吹奏楽の練習をしています。昔は半日でへばるような身体ではなかったのですが、年明けの練習以降、いろいろなところにガタが来ています。指でしょ、腰でしょ、肩でしょ…もはや満身創痍。トシって取りたくないですねぇ。

BlueSound POWERNODE

私のPCの音楽環境ですが、最近また新しい機材を買ってしまいました。というのも、以前は色々置けた自分のデスクを再構成しまして、結果もう少しシンプルな構成にできないか?また、新しいなにかが出来ないか?といった欲望がウズウズしていたのでした。

いままでの私の構成は以下のような感じです。

PC → USB DAC(S.M.S.L. D300) → AMP(S.M.S.L DA200)→SPEAKER(いまはSonus Faber LUMINA)

これはこれで完成形だと思っています。スピーカーのドライブに十分満足の行くDAC、AMP、そしてSPEAKER。完全無欠と思っています。スピーカーこそいろいろとっかえひっかえやっていますが、DACとAMPに関しては、10年戦えると思っています。思っていました。

www.noahcorporation.com

と同時に、もうひとつなんとなく気になる製品がありました。それはネットワークオーディオレコーダー。PCを使わず、ネットワーク上の音楽を流すことができる機材ですね。私の音ライブラリはNAS上に構築しており、過去の吹奏楽の名演やら、アニソンのCDをFLACで格納したものやら、それこそまぁごった煮の私ワールドが広がっています。この使い方だったら、一番安い2ベイのNASでも十分ですね。

おまけに。私もまた今年からAmazonMusic会員になりました。ハイレゾの音源をストレス無く味わいたいがための毎月800円のお布施です。これはこれでわりと気に入っているので、年払いにしてしまおうと思っています。

さて、そんな私がなんとなく日常生活を充実させたいとおもう時間、それはPCを利用していない時間だったりするんですよね。私のPC部屋でPCをつけていない時間、それは実は寝てる時間。休息時間はベッドで寝ることを不文律としている私が、なんとなく落ちているのは、椅子に深く腰掛けてリクライニングを倒しているとき。結構気持ちいい時間なんですよね、これはこれで。

で、世の中のネットワークオーディオに対してアンテナを張り巡らせていると、今度どうやらPOWERNODE Edgeという製品がBlueSoundという会社から出るらしい、という情報をキャッチしました。なにやら、お弁当箱より少し大きなサイズながら、アンプを駆動させることができるネットワークオーディオプレーヤー。なにこれ、欲しい!ちょっとお金に余裕のあるボーナス日過ぎ、私の物欲は燃えてしまいました。

PC上に置けるのであれば、このサイズで十二分です。ただ、将来的にPCとのペアリングではなくHDMIとペアリングさせ、リビングにこの子を置くことも考えると、既存製品であるPOWERNODEもいいかも、と思えてきました。なにより、POWERNODE Edgeの発売日は2023年2月とのこと。この燃え上がった物欲は、どうしてくれよう。うーん、いま欲しいものは、今買うたれ!ということで、なんと私、後先考えずにPOWERNODEをポチってしまいました。12万円。ずばり、高い。ボーナス後でなければぽんと出せない金額であります。よく思い切ったなぁ、自分。。。

で。現在のDesktopAudio構成は。

再編した私のDesktopAudio構成は、以下のようになりました。

1系統目:

PC → DAC(S.M.S.L. DA300)→ POWERNODE → SPEAKER(Sonus Faber LUMINA)

2系統目:

PC → HDMI → KRIPTON KS-1

www.kripton.jp

はい、常に2系統の音を鳴らすことを考えると、サブシステムも妥協はしたくなかったのです。小さくて、良い音。そこでたどり着いたのはKRIPTONのKS-1でした。(今回はサブシステムは触れませんので、またの機会に。)といったシステム変更をして、さていざ実際の操作感や音について触れたいと思います。

POWERNODEレビュー(操作)

私が一番やりたかったこと、それはPCを利用せずにデスクトップスピーカーを鳴らしたい、ストリーミングサービスを利用したい、ということでした。というわけで、その目的は果たされたのか。十分果たすことが出来ました。操作はPCから、iPhoneから、Androidから、いずれからでも対応が可能です。クイックな操作感はほかのネットワーク対応機種(たとえば、以前利用していたPioneerのアンプやYAMAHAのAVアンプなど)と比べるとストレスは少ないかと思います。

ただ、操作も全てが万能というわけでもなくて…できれば、私のようにAmazonMusicをメインのストリーミング再生とするような場合、たとえば「次の曲」とか「こういった曲もお気に入り」といった、痒いところに手が届くようなサービスになればもっと良かったのに、と思います。

そして。もう一個あえて不満を挙げさせていただければ、リモコンが別売りということ。普段はPCのそばで音量調整したりするので不便はないのですが、HDMIなどと連動させて利用するシーンでは、やはりリモコンが欲しい。音量の大小やプリセットを記憶させることができるリモコンも売ってはいるんですが、なんせ高い…。ということで、できれば最初からリモコン付属してくれ~という叫びです。

POWERNODEレビュー(音質)

やはり、この機器を購入した方が一番気になるところ、それが音質でしょう。端的に感覚でお伝えすると、10万円のマルチネットワークアンプとしては、だいぶいい線行っていると思います。お値段以上分の価値はあるのでは、と。ただ、究極を求めようとするのであれば、やはりここはNODESのほうがおすすめです。

あちらはネットワークだけを拾えるので、音声のIN/OUTが豊富で、DACやAMPをこだわることが出来ます。オーディオマニアなら、もちろんこういったシステムアップを前提としてNODE購入される方が多いんでしょうね。ただ、私のように予算も空間も限りがある、箱庭オーディオを強いられる皆様には、心強い味方になってくれると思います。POWERNODEでLUMINAはきちんと鳴らし切ることができましたよ。もっと能率悪いスピーカーでもいけるんじゃないか?と思うくらいです。

POWERNODE(まとめ)

あくまで、簡単に音をだすことを目的として購入する方が選ばれる機器としては、POWERNODE、およびPOWERNODE Edge、おすすめできると思います。かなり軽い動作、それなりにとっつきやすいインターフェース、そしてダイレクトなネットワーク経由の音。PC経由で聞いていたよりも、曇りが少し取れ、よりクリアに再生できるようになったと思います。

ただ、反対に「どっちつかず」という印象も受けます。もっとより良い音を求めて泥沼にハマる気合と根性があれば最初からNODE購入される方が良いと思うし、ライトな音楽愛好家に対して12万円の値付けは、正直少し高い。だからこそ、今回のPOWERNODE Edgeのように10万円を切る価格設定をしてきたBlueSound社は、うまいところついているなぁ、、、と思うわけです。

私のように、PC用のアンプとして組み込む方はあまりいないとは思いますが、おすすめなのは、やはりお手持ちのスピーカーをポン付けして、簡単にシステムが組めること、これに尽きると思います。特に、NASに音楽環境を構築している方が日常使いしたい用途には超おすすめ。サイズもそれほど大きくありませんから、大型のブックシェルフスピーカーだっていけちゃうと思いますよ。あとは、、、そうねぇ、人を選ぶ商品かなぁとは正直思います。私はオーディオ沼にハマりたくても資金がないので(苦笑)このくらいでなんとか自己満足させているところであります。