ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

KEF LSX II 使用レビュー

KEF LSX II。我が家にお迎えして半月が経ちました。そのレビュー。いやー、やっぱり私の試聴した耳に間違いはなかったです。いろいろなことが、とてもとても捗ります。PC用のスピーカーとしてだけで扱うなんてもったいない。すごい良いスピーカーです。

本日の駄文

ここのところ本当に変な天気です。今日は夏日になるらしい横浜。気圧の変化があると、こころの調子が本当におかしくなりますね。うーん、物理的に頭が痛い。

KEF LSX II 使用レビュー

この子、KEF LSX IIを見初めたのは、今年2月の話でした。家電量販店で見つけたLSX II、こいつの実力はどんなもんじゃい、と思って近くの量販店に視聴しに行き、結果あっという間に気に入って、即購入を決意しました。その時の記事がこちら。

hamabasso.hateblo.jp

で。まだあまり国内在庫がなかったKEF LSX IIですが、実物を見て一気に気に入ったカラーが、今回購入した限定色(だった色)となります。コンラン・ショップの限定色だったこのブラウン、一番部屋に馴染むと思って狙っていて、ずっと待っていました。で、4月の頭に無事我が家にお迎えし、結果わたしのデスクの端っこにちょこんと置かれております。

我が家のLSX II。いい面構えでしょう!?

この子の隣に控えるスピーカーは、普段遣い(といっても私の環境は音を2系統出力しなければならず、消去法的に買った)のBoseのSound Companion IIです。KEF LSX IIは音楽をながら聞きするときに利用しており、Boseの方はPCのSEなんかを聞くときに利用しています。

この取り合わせ、かなりワタシ的には満足しています。卓上スピーカーとしての最高峰とも言えるこのLSX II、べた褒めですが、やっぱり使っていて気になった点もいくつかあって。そんな、KEF LSX IIの実用レビューです。(利用期間は約半月といったところでしょうか)

  • 最初。箱が届いたとき、開封したときの小ささはやっぱり感動モノです。本当にコンパクト。Boseのスピーカーと比較すればその小ささがわかるかと思います。塊感のある、ごろっとした重量を感じます。さすがアンプ内蔵スピーカー。
  • そして、この特徴的な見た目。SoundWaveという名前がついている、特徴的なブラウン。キャビネットは布張りで、特徴的な網状の模様がついています。そいて、KEFといえば特徴的なUni-Qドライバ。真ん中の青色がかなりキレイな青で、これはこれでいいアクセントになっています。余談ですが、KEFのコーポレートカラーは青なんですって。
  • 接続は、当初考えていた通り単純明快です。PCにUSB-DAC用のUSBケーブルを刺し、お互いのスピーカーをそれぞれ電源に刺し、左右のスピーカーをLANケーブルで繋ぎます。(LANケーブルは繋がなくてもOK)これだけで、かなりグレードの高いHi-Fiサウンドが楽しめます。
  • 。。。といったものの…最初はあまり楽しめたもんじゃなかったです。正直。エージング、結構な時間必要です。それなりの音量で(それこそ部屋を音楽で満たすくらいの音量で)1週間くらい音楽を鳴らし続けて、ようやく少し変わってきたかな。オーディオショップで聴いたような音、なってきました。こうなるとかなりしめたもので、図体からは考えられないようなハイクオリティの音を奏でることができるようになります。ほんと、すごい。
  • その分、初期設定は結構時間がかかるかも知れません。最初につなごうとしたらうまく家のWi-Fiを拾ってくれず、何回かやり直した上で説明書とにらめっこして、ようやくWi-Fiを掴み、Internet Radioを聞くことができました。このエアーチェックがねぇ、とてもはかどるんです。。。いままでPCでDAC経由で聴いていた音よりも、1~2ランク上の音が出てくるんです。ちょっと、はっとするという感じ。音楽が楽しいといいますか。。。耳が幸せです。KEFらしい、濃密な音と言うんでしょうか。キャラクターが立っていて、すごい。
  • 反対に、あまり聞かなくなったのはPC経由での音楽です。スマホ上で無線経由で家庭内にあるNAS経由で音楽を聞けるようになってしまい、(それがUSB-DAC経由の音よりもずいぶんよく聞こえてしまうので)PCでの音楽再生は完全におまけになってしまいました。
  • そういった点を考慮した上で、気になる点。スマホがリモコン代わりになってくれますが、スマホのような端末が無いとなかなか操作が難しい点があります。オーディオショップの店員さんが、使わなくなったiPadを操作用の端末としてリモコン代わりに使っているという話を教えてくれましたが、、確かにそれはシニア向けとしてはとてもいいアイデアだな、と思いました。radikoを聴きたい場合はAirPlayで簡単に接続先を変えることができるしねぇ。
  • もう一つ。KEFのコントローラ(リモコン)はスマホ経由でいじることを前提としているようで、WindowsPCから操れるアプリは無いんですよね。すごい残念。PC経由でもいじれればよいのに…ってすごい思います。

DACやAMP、パッシブスピーカーは、たしかに揃える楽しみもあるし、音の個性なんかも選ぶ楽しみがありますが…一定以上の音を出そうとすると、指数関数的にお金がかかっていくのがオーディオ沼です。このスピーカー、ペアでは本当にお高いんです。20万はさすがにちょっとぽんとは出せる金額ではない。でも、やっぱりその金額なりのポテンシャルは持っている。わたしはそう思います。本当にゲームチェンジャーだと思います。

おすすめできる人は限られると思います。正直。20万円あったら…結構なことができます。が、確実に私はオーディオ沼からこれで脱出できると思います。あとは、末永いおつきあいができてくれれば、いいなぁ、と。