ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

アツアツ、Deskmeet。

ついなにか新しいPCが欲しくなり、省電力で動かせるDeskmeetで組んでみました。PCIスロットにテレビボードも刺せて満足。ただ発熱は結構しますね…。

本日の駄文

最近、調子がよくありません。なんというか「集中力のなさ」「金遣いの粗さ」が顕著になってきたので、良くない傾向です。ブログもあまり書けていないし。本格的に調子が悪くなる前に、薬を増やしたほうがいいのかなぁ。

アツアツ、Deskmeet。

私生活で5月末にちょっとしたイベントがあり、その余韻を引きずっていた先週。なにかぱーっと散財したい私。そんな思考が合致した先週末。また自分の悪い癖で、ぽちぽち買い物をしてしまいました。買ったのは、PC一式。(えっ!?)

動機

日常の生活では、私は常に2台のPCを立ち上げています。仕事用のPCと、プライベート用PC。仕事用のPCはVPN接続で社内NWにつなげているため、FWに阻まれて好き勝手サイトをみることができません。というわけで、プライベート用PCを別に用意し、某掲示板を見たり某艦これの遠征を回しながら日々を過ごしています。

わたしのメイン機は、ATXマザーを積んだふつうのPCです。CPUは最新のCore i5 13600K、グラボはRadeon 6650xtを積んでいます。なんの不満もありません。満足にエンコードもできるし、簡単なゲームもストレス無く動きます。また、サブ機はLenovoのThinkcentre m75q tiny Gen2です。なにかあったとき(メイン機を修理したり、試しに怪しげな中華ソフトを使ったりするとき)のテスト機として、とても立派に動いています。こちらもなんの不満もありません。

ただ、ちょっとした心配点もあり。それは電気代。13600k&6650xt、さすがに少し電力は消費します。ワットチェッカーで測ってはいませんが、13600kをぶん回しながら1日PCを使っていると心配になるレベルではないかと思ってしまいました。BIOSで電力制限をかけ、MAXで半分程度の電力消費に抑えてはいますが…心配。ということで、私のメイン機を「がっつり遊ぶ時用のPC」ということにして、平日に裏で調べ物するためのPCを調達したい!という考えに至りました。

要件定義

最近のPCで一番アツい波が来ているのは、間違いなく「ミニPC」と呼ばれるものです。手のひらに乗る小ささながら、必要十分な性能。特に、最近出てきた「N100」というCPUは本当に優秀。省電力ながらデスクワークには過不足無い性能を持っていると評判になっています。クーポン込みで25,000円で購入できてしまいます!

わたしもこのビッグウェーブに乗ってみたかったのですが、一つだけ譲れないものがあり。それはテレビボードを載せること。Plexのテレビチューナーボードを載せることでPCでテレビを見たいんです。使っているのは、下記「PX-W3PE5」です。外付けタイプのチューナーボード「PX-W3U4」も持ってはいますが、動作の軽快さはPCI接続のほうが上だと思いますし、なにより苦労して構築したTV視聴環境をそのまま移植したい。

あらためて要件を整理してみると

  • CPUパワーはそこそこでOK(グラフィック機能があるやつ)
  • グラフィックボードはいらない
  • メモリ、ストレージはそれなりに積みたい
  • PCI-Eスロットがある
  • できるだけ小さな筐体

となりました。

機種選定

まずはCPUです。以前のIntelは性能の割にさほど熱をもたないということで候補の最右翼だったのですが、メインPCでIntelを搭載しているため、今回はあえてのRyzenを選んでみたいと思いました。理由の一つは、いま7000番台のRyzenがメインになりつつあるので、かなり値崩れを起こしているRyzen 5000番台を使ってみたい。

それに合わせるマザーも、当初は普通のM-ATXマザーを考えていました。でも、M-ATXマザーが入るようなケースは普通のケースしか無く。なんとなくつまんないなぁ…なんて思っていたところで、ひらめいたのは「Deskmeet」。はい、変態(褒め言葉)ASRock製のベアボーンキットです。

ASRockは、長らく「Deskmini」というベアボーンキットを発売しています。これ、手のひらくらいの大きさで設置できる、かなり優秀なベアボーンキットなのですが、この「Deskmini」にグラボを刺せるようにトランスフォームしてみたのが、このド変態(褒め言葉)の「Deskmeet」なんです。PCI-E x16のスロットがありますが、ここにグラボのかわりに前述テレビボード「PX-W3PE5」を刺せばいいのでは?と。

ひらめいたのです、私。そうと決まれば、あとは部品調達するだけです。ベアボーンなので、マザー&ケース&電源が付いてきます。よって、今回の構成は以下の通りとなりました。

  • ベアボーン:ASRock Deskmeet X300 \25,454
  • CPU:Ryzen 5600G \17,929
  • CPUクーラー:IT-40x-v2 \3,509 
  • メモリ:KLEVV DDR4 16GB*2 \8,352
  • SSD(M.2):Crucial P3 1TB \6,189
  • SSD(SATA):Hanye N60 2TB \10,230
  • OS:Windows 11 Home \16,064
  • Wifi:Intel AX200 \3,000くらい

CPUは、何度目の購入になるのかしれませんが、とりあえず鉄板の5600Gで。CPUクーラーは、なんとなくリテールクーラーが力不足だと残念なのですが、Noctua製購入する資金がなかったのでお安めのもの。メモリ、メインのSSDはそれなりの品を用意し、倉庫用として使うSSDは安さ重視でいきました。忘れちゃいけない無線化キットも購入しました。私利私欲にまかせていろいろと購入していたら\90,000overになってしまったわ…大反省。。。

組んで動かしてみた

本来ならここで「組み上げるときにこんなところに注意した」とか「こういったところは要注意」とか書ければいいのですが、小一時間ほどで組み上がってしまったのでとくに難しい点はありません。

一点、Deskmini用のWi-Fiキットについて。この製品のみ、純正品をつかわずに手持ちの部品を使いました。(純正部品はBluetoothが繋がらないという書き込みがあったので)で、結局下記商品で上手く繋がったのですが、Deskmeet用のアンテナ用穴からはうまくアンテナを外に出すことができず…結局、背面のPCIスロットを使ってアンテナを筐体の外に出しました。やっぱり純正品買っておけばよかったかなぁ。

普通に過不足無くつかえています。いまのメインPC/サブPCからのパワーダウンを少しだけ気にしたのですが、結果まったく問題ありませんでした。まぁ、一世を風靡したRyzen 5000番台のG付きCPUですから、オフィス用途では不自由する訳ありません。

心配していたテレビボードも、問題なく認識されました。PCI-E x1ボードをPCI-E x16スロットに刺すわけで、普通認識しないことは無いんですけど、とはいえ。以前構築したテレビ視聴環境が使えたので問題なし。

普通に使う分にはいいのですが。問題は、ちょっと負荷をかけたときのつかいかた。この子ではCPUぶん回す作業を予定していませんが、もし少し負荷をかけて何かをさせようとすると、さぁ大変。CPU温度が簡単に60℃くらいまで跳ね上がります。本格的にこのPC1台で運用しようとすると、もう少しよいCPUクーラーを利用するorもう少し発熱の少ないCPUを選ぶかしたほうが良さそうです。

以上、取り急ぎレポートでした。(当たり前ですが)電力の利用量は減りましたので、省エネしながら夏を乗り切っていきたいなぁと思いますー。