ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

どちらの言い分が正しいのか

日曜の昼下がり、とても気分が悪い出来事がありました。クレーマーと店員のやり取り。声を荒らげたケンカを聞かされた自分、大変不愉快でした。

本日の駄文

政府が言うようなこと、あんまり聞いちゃいません。どうせ個人の保身にしか執着しないようなひとが多いから。増税メガネもまったく期待できないし、かといって他の誰かに期待できそうな枠もないし、野党なんてもっと最悪だし…行くも行かぬもツライ。

どちらの言い分が正しいのか

週末。わたしはとある飲食店におりました。どこにでもある、普通のチェーン店です。そこで、客と店員さんが言い争っている声が聞こえました。私、影響されやすいタイプなので、こういったケンカ声を聞いていると気が滅入り、どんどん落ち込む傾向があるんです。聞かなきゃいいのに、ぜんぶ声が耳に、頭に入ってきて、とてもとても嫌な気分。

客は、私よりもちょっとお年を召した女性。3人グループでの入店でした。言い分としてはこうです。

  • この店の盛りが良すぎて食べきることができない。
  • だから、量を半分にして持ってきてほしい。残すなんてもったいない。
  • 料理代金は普通に支払う。
  • 前はこの店でできたから、今回もそうしてもらわないと困る。

しかし、店員の女子は

  • 量は決まっているので変えられない。
  • 半分にして提供するということもできない。
  • 普通に注文して、食べきれない分は残してほしい。
  • 今はルールが変わったので、対応できない。

お互いの意見は平行線をたどり、主張を通そうとする客の声はどんどん大きくなっていきます。客は納得せず責任者を呼び出し、同じ事を10分くらい押し問答してました。とにかく一つだけ確かだったことは、このお客以外は全員不幸だったということです。(ランチタイムでお店はいちばん忙しい時間帯でした)

どちらの言い分もわかります。わかりますが、私はお店側が正しいと思います。お店が決めたルールでお店に来ている客がいる以上、客はお店にある程度は従うべきだと思います。客の言い分はエゴであって、このルールが嫌なら別の店に入ればいい話で。(べつにこの店に来なきゃ死んでしまうとかいう条件も無いし)だからこそ、お店側の言い分を聞くべきでしょう。

最近自分も年をとったと思いますが、それ以上に、なんというか、年寄の意固地みたいなものが、よくInternetでも取り出たされるようになりました。歳をとったこと=権力がある、と勘違いした老害クレーマーのなんと多いことか。年齢を重ねるとどんどん融通が効かなくなるとは思いますが、それでも…世の中のバランス感覚は常に身につけていかないと、世間から取り残されてしまうよなぁ、と考えさせられる出来事でした。

ちなみに。この店員と客のやり取りの結果を私は知りません。こういう不毛な議論を聞いているだけで自分は調子が悪くなり気分が悪くなってしまうので、速攻で料理を平らげ、残っているコーヒーを一気飲みして店を後にしました。わたしの心のゆとりを奪った客、許せません。反面教師にしようと強く思いましたとさ。