ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ガス給湯器交換(2024年3月)

我が家のガス給湯器。壊れそうなので交換しました。どこに見積取れば自分にフィットした条件になりそうか、そんなライフハックです。(10年後の自分用メモでもあります)

本日の駄文

昨日の激しい雨は一体どこへいったのか、今日はおだやかな1日ですね。週末はさらに暖かくなるそうで、春らしい天気といえばそれまでですが、気圧の変化にはやられやすい天気ですよねぇ。

ガス給湯器交換(2024年3月)

自分の中の備忘録です。ご参考になれば。

きっかけ

今の住まいに付いているガス給湯器は、設置から15年経過しています。一般にガス給湯器の寿命は10年と言われており、さすがに15年は持たせすぎ、というのが世の中の意見のようです。(もっとも、世の中には20年選手の給湯器もあったりするようで、その点ではまだまだ行けるかもしれませんが)

そんなガス給湯器、なんだか最近どうもおかしいのです。なんというか、水漏れというか。ベランダに設置してある給湯器の部分だけ濡れる。最初はエアコンの霜取り用の水だと勘違いしていたのですが、よくよく調査してみると「風呂に入ったあとに濡れる」ということがわかりました。なんだかおかしい。精神衛生上よろしく無いので、これはすぐに交換を手配しようという気分になりました。(実は今年に入ってから薄々気がついており…見て見ぬふりをしていたけれど、ついに重い腰をあげた、と)

ガス給湯器の種類

調べてみたら、色々あります、ガス給湯器の種類。でも素人的にはよくわからないので、手っ取り早いのはWebで見積とれる業者に後継製品の品番を確認することですね。大きく言えば、

  • 給湯器の大きさ(16号、20号、24号)
  • 給湯器の性能(オートorフルオート)
  • ガス給湯器で他の暖房機器を利用しているかどうか

といったあたりが機器選定のポイントです。我が家についていた給湯器は、なんと24号フルオート、床暖装備つきのやつで、これは俗に「ガス給湯器」とは言わずに「ガス熱源機」という言い方をするようです。家族が多くて子供もいて、幸せ家族だったら存分に利用できるかもしれませんが…。給湯器の大きさも性能もいらないのですが、知人のアドバイスで「同等のもの設置しとけ」と言われました。(資産価値を考えて)そうすると10万円以上予算上がるのですが、ここは知人の忠告に素直に従っておくことにしました。さぁ、30万円の買い物、検討スタートです。

メーカーの違い

2024年3月現在、国内給湯器メーカーは以下4社です。

  • リンナイ(カノン)
  • ノーリツ(お人形の夢と目覚め)
  • パロマ
  • パーパス

正直、どこでも一緒です。個性はあるけど、故障率は変わらないようです。そんな中でも、リンナイとノーリツで業界シェア8割をとっているので、よほどのこだわりがなければこの2社から選べばいいのではないかな。お風呂が湧いたときの音楽でメーカーは分かります。カノンだったらリンナイ、お人形の夢と目覚めだったらノーリツです。(よく小学生とかピアノの発表会で弾くやつですね)

最近では、リンナイが「マイクロバブル」内臓のガス給湯器も発売し始めたようです。そちらは、後付で「バブル発生機」だけを付けるよりは安価に済むようです。済むようですが…お風呂の入浴剤はNGだったり、そもそも効果はいかほどか訝しむ人もいたりするようですので、わたしは今回はこだわりナシで機種選定しました。

それ以外では…もう、この分野の製品はほとんど枯れた技術の製品ではあります。メーカーごとにヘタる部材は違えど、寿命は10年というところは変わらないみたい。

どこから購入するのが安いのか

ずばり皆さん知りたいのこれだと思います。ガス給湯器交換って結構デカい出費。私の今回のターゲット機種だと30万円で収まらないコースでした。ということで、(よせばいいのに)Google先生で引っかかった企業に片っ端から見積をとって、10社程度比較検討した結果、傾向としては以下のとおりです。

  • 価格は:(安い)地場の専業企業<全国の専業企業<ガス会社(高い)
  • 融通は:(効く)ガス会社<全国の専業企業<地場の専業企業(効かない)

まず、ガス会社。高かろう遅かろうのイメージがありますが、「べらぼうに」高くはありません。でも市価の1割くらいは高いけど。東京ガスの場合は「メンテナンス契約」といったものもあり、月々数百円お布施すれば無料で10年保守点検してくれるサービスもあるので、これを利用するのも手だと思います。総額は高いけど、安心をお金で買うイメージかな。(だいたい見積もりとると33万円前後)

中間が、全国の専業企業。よくテレビCMで見るような企業です。具体的には、交換できるくん、生活堂、キンライサー、正直屋など。確かに、普通に頼むよりは安いと思います。でも、そこまで安くない。いろいろ頑張っている企業努力、安心感はありますが、そのぶん宣伝費とかのっているのかなぁ。ときどき「キャンペーン」や「在庫処分」とかで安価にセールしている製品ををうまく使えば総額安くなる可能性はありますが、「期間限定クーポン」や「写メ割引」とかつかったとて、実はそんなに安くない。(見積はだいたい30万円前後)

価格が一番安かったのは、地場の専業企業。私の住まいの横浜市に本社or拠点がある企業をある程度リサーチし、そこで相見積して最安値を叩き出しました。最初から見積を頑張ってくれる事が多く、地元企業の安心感も相まって安価に今回契約できました。(だいたい27万円で手を打ちました。もっと安くできたけど可愛そうだったので)

施工工事費用はどの会社も似たりよったり。4.5万~6.5万円くらいが相場かな。それ以上に重要なのが、ガス給湯器本体の値段。はっきり言って水物で、定価があってないようなものです。70%引きとか当たり前の世界。全国の専業企業は自分で在庫抱えているところも多く「ガス給湯器壊れた、すぐ修理して」に対応できる可能性も高い。けど、それなりに費用もかかる感じです。(給湯器本体の割引率もちょっと渋い)なので、たとえば1週間~1ヶ月待てるようであれば、地場の専業企業が安さを追求することができると思います。

あとは、リンナイとノーリツの相見積も必須。会社ごとに提携しているメーカーは必ずあります。リンナイが得意な会社にノーリツの機器をお願いしても高くつくだけ。得意なメーカーを聞いた上で、安く見積もってもらえる機器を提案してもらいましょう。今回我が家は偶然リンナイに決まりましたが、競合他社はすべてノーリツの提案だった…とかそういうこと、普通にあります。元締めが一緒でも割引率は変わりません。手を変え品を変え安い製品を提案してもらいましょう。

そんなわけで。

今回はガス給湯器の選びかたをメモってみました。次給湯器が壊れるのはおそらく10年後(10年後に同じところに住んでいるかどうかは甚だ疑問ですが)そのときに役に立つといいなぁ、この記事。

おまけ

今回提案された機種の中で、一番多かったのがこの「GTH-C2460AW3H-1」ノーリツ製の機器でした。この楽天のサイトは「ジュプロ」という生活堂系のサイトが販売していますが、楽天最安値はほぼ横並びの150,771円になっています。(私が今回購入したリンナイ製の熱源機もほぼ15万円だったので、そういった意味で底値を知る上では役に立ちますね)

私は実際には保証を長く(10年)したお陰で、設置費用込み30万円コースに。金額だけ下げるのであれば、性能をフルオートからオートに機器を変更するだけで数万円安くなりますし、24号から20号にするのも手です。値段と生活レベルの天秤にかけて機種の狙いを定めた上で、一番安いものを購入したいものですね。