ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

オリンピック中止可否を、解散総選挙で問えばいい。

政治的にいろいろと思うところがあり…一気に書いてしまいました。なんとなくこういった話題が苦手な方はそっとブラウザの「戻る」ボタンを押してくださいませ。

本日の駄文

なんだか、今日の業務先は朝から選挙カーがあるきまわっているようです。誰も聞いちゃいないのに演説をする先生たち。関心をもって聞いているとこういうのって「ふむふむ」なのかも知れないけれど、関心がない人にとっては、タダの騒音。まったく…「邪魔だぁ~っ」って叫んでやりたい。(少し気が立ってます)

オリンピック中止可否を、解散総選挙で問えばいい。

東京でも「意味のない」緊急事態宣言が発令されましたが、世の中では「またか」の呆れ顔。新型コロナウイルスの対応でびっくりする悪手を続けている政府の対応にはもううんざりな私です。ビッグサイトの前日利用禁止とかありえないし、知り合いの演奏会もいくつもできなくなってしまったり。なんだか、普通の生活にはまだまだほど遠い気がして、かなりガッカリです。多分この調子だと、来年のGWも同じようなことが起きてそう。

最初に掲げた「意味のない」緊急事態宣言、と書いた理由はいくつもあります。みなさんもピンとくると思いますが、

  • 我々が「緊急事態宣言」慣れしてしまっていること。(緊急事態宣言の乱発ほど意味のないものはなく…)
  • 効果が限定的であり、GWだけと期限を区切ってしまっていること。(無期限ロックダウンとかやるのでもなく…)
  • 宣言の内容が実態を伴わず、社会では反発する団体すら出てきていること。(落語の演芸ホールなんかはそのいい例です)

わたし、政治に対しては本当に最近イライラしていて、考えるだけでいくらでも負のパワーがでてきてソウルジェムがどんどん濁ってきているのですが…いちばん私が(そしてみなさんもそうだと思うのですが、)納得がいかないのが、この状況下で、いまでも、本気で、オリンピックを実施しようとしている政治家が大多数だということです。

東京都内では、禁酒令や灯火管制とも揶揄される、「やってますよアピール」が続いています。しかし、それをしたからといって一体どれだけの命が救えるのでしょうか。どれだけ感染を抑え込むことができるのでしょうか。まったく意味がわからない。そのくせ、オリンピックは別物だと言い張っている。まったくもってダブルスタンダードとはこのことだと思うんです。そもそも、こういった政策を考える方、よっぽど日本語が通じないのか、無策じゃまずいから「やってますよアピール」のみを決めているのか…

菅さんもねぇ。火中の栗を拾ってしまった感は拭えません。地元横浜市選出の国会議員ですから、私は、彼になんとかこの大局を乗り切って欲しいという想いはあります。でも。さすがに…前回の記者会見を見てみても、まったく言葉のキャッチボールができていない時点で、政治的アピールは大失敗でしたよね。自分の信念みたいなものがなくなってしまったのでしょうか…(そもそもポエム連発の小泉進次郎議員みたいなわけのわからない人すらいるわけですから、混沌とした魔物が棲んでいるのが永田町という場所なのかも)

奇しくも、昨日は衆議院議員の補欠選挙が行わましたが。その結果自民党が全敗けたことによって立憲民主党あたりは「行けるぞ!」という気になっていると報じられていたのも全くわかりませんね…何を持って行けると感じているのか。具体的な対案も出さずに、ただ与党の批判をするだけの存在に成り下がってしまった最大野党っていうのも情けない。与党も野党も情けないから、ますます国民の政治離れは進んでいき、肝心なことがきめられないまま先送りにされ、玉虫色の譲歩で塗り込められた法案が通過し、国民には利益が届かない。あぁ、悪循環。

だからこそ。私は、こんなときに切れる最大のジョーカーが「オリンピック」だと思うのです。いま国民は、そして世界の人々ですら、オリンピックが開かれるなんて数センチも思っていません。こんな中バッハ会長はまた観光に来るらしいですが(彼は二週間隔離生活するのかしら?)、そのときにでもお断りする最後のチャンスなのかも知れません。これを公約に、解散総選挙でもやればいいのに、とわりと本気で思っています。

おそらく「オリンピックをやらない」ことをスローガンにした政党が第一党になると思います。まさかの共産党あたりが与党になり、日本が赤化してしまうかもしれません。それでも、コロナを世界に広めるよりも、コロナをこれ以上広げないためにも、絶対に必要な選択は「オリンピック中止」だと思うのです。オリンピック関連施設を維持するのは大変でしょうけど、それでも開催にとってかかる莫大な費用を捻出するよりはマシでしょう。そして、その時の日本の首相は「英断した」と各国から高い評価を受けることでしょう。その栄誉、プライスレス。

オリンピックにスポンサードしていた日本国内の企業にとっては大変気の毒な話ではありますが…そもそもカネにまみれたオリンピックからコンパクトな大会にしようという一つの契機にはなりうる。その前例を、ある程度体力のある日本企業が犠牲になることでなんとかするしか無いと思います。

「オリンピック中止の決断をだれが判断するか」は、いまチキンレースになっていると思います。国、東京都、IOC、その他各種利権にまみれた企業たち。誰も止めたくない。自分が言い出しっぺになって責任取るのは嫌だから。だったら、いま、日本に住んでいる我々が自ら望んで悪者になればいい。誰も「特定の個人」を悪者にする必要はない。オリンピックにつぎ込む予定だったカネをすべて、国内のコロナ対策に、また海外のコロナ対策支援につぎ込むべき。人道的にもいい話だし、われわれだって早く普通の生活に戻れる可能性は限りなく高くなる。来年の今頃に「また今年のGWもコロナで潰れた…」となる前に、いまのうちから、出来うる全ての策を講じるべきだと思います。

みなさん、どう思いますか?