ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

イヤホン(48) AfterShokz・骨伝導イヤホン

AfterShokz製の骨伝導イヤホン。実際に家電量販店で試してみた所、いちばんしっくりきたのは一番高級機のAeropexでした。やっぱり実際に試してみるって大事。

本日の駄文

1日がやけに長く感じること、ありませんか?今日の私はまさにそんな1日。やるべきことに追われていないので、ひところで言えば「お暇」なわけで喜ばしいことなんですが…こういった幸せを感じるときにはブログでも書こうかな、って。

イヤホン(48) AfterShokz・骨伝導イヤホン

先日の話です。私の耳が(いじりすぎて)よろしくなくなってしまったとき、ヘッドセットを利用して仕事をしておりました。ようやく耳の穴の調子も戻ってきたので、そろそろカナル型のイヤホンを利用して仕事をしても良いかな?という感じになってきました。(そのとき書いた記事はこちら。)

hamabasso.hateblo.jp

そんなヘッドセット状態の私、先週末にテレビ電話を利用した打ち合わせをやっていたときに、どうも見たことのないイヤホンを利用している方がいらっしゃいました。一体何を使っていらっしゃるのですか?と尋ねたところ、相手はこう答えました。「骨伝導ヘッドセットですよ。」ほう、世の中にはそんな製品があったんだ。

骨伝導イヤホン。確かにとっても興味があったんです。耳のあたりで直接振動をさせるような板を介して音を聞くことができる。だから、どんなに辺りがうるさくても聞こえるし、かといって外の音を塞がないで聞くこともできる。Amazonでもその評判はちょくちょく聞いてはいたのですが、いったいどのようなメーカーを選べば間違いがないのか。相手に恐る恐る聞いてみた所、「AfterShokz」というメーカーらしい。ふーん、それ、ちょっと気になるじゃない。

気になったわたしは、週末早速家電量販店におりました。AfterShokzというメーカーの骨伝導イヤホン、さすがにすっごく気になる。でも、上位グレードにあたるAEROPEXという機種はAmazon価格で20,000円近くするらしい。(でも、なんとこの間のセール期間中は5,000円近く割引だったらしい!なんと自分のタイミングの悪いことと言ったら!)というわけで、装用感を確かめるべく実地検証に赴いたのでした。

行きつけの量販店では、「無線イヤホン」という括りではなく、「骨伝導イヤホン」というコーナーが出来上がっており、その中でも一番売り場面積を締めていたのがAfterShokzでした。やっぱり、買うのであればこれかな。そう思って3つの商品を試してみたのでした。

まず、最上級ラインである、AfterShokzのAeropex。初めてのわたし、まず装着の仕方に結構コツがいるんだなぁという感覚がありました。きちんと耳の前に、耳あて部分を装着して視聴してみると…なんと不思議な感覚。耳というよりは、頭の中にダイレクトに音楽が入ってくるような感覚です。他の製品と比べると、この製品が一番繊細な音が聞こえる感じがしました。そして、軽かった。一番長時間つけていても問題がなさそうな感じがしました。なかなかいいじゃん、こいつ。

次に試したのは、こちらも新しい製品であるOpenMove。こちらはAeropexと比較してお値段、なんと半額。これって素敵なことじゃない。メーカー側もこのお値打ち価格を全面に押し出しているようです。確かに上位モデルと比較すると電池持ちが短かったり、わずかに重かったりするようですが…わたし、実はこの少しの重さの違いが結構気になってしまったのでした。形としては、耳のあたりを押さえつけるために「ベアクロー」をかけられているような状態がずっと続くわけです。個人的な感覚ですと、OpenMoveはベアクローの強さ:中くらい。長時間装着してるとたぶん頭が苦しくなるのではないか、と考えました。

私の個人的なサイズ感にも依るのですが、私は頭のサイズが大きいんです。普通の人がかぶるような野球帽はだいたい小さくて。目一杯調整しても頭の上に帽子が乗っかるほど頭がでかいんです。だからかもしれませんが、このOpenMoveを装着してるとどうしてもキツさを感じてしまいました。値段はとても良いし、音楽を聞くにも丁度いい。入門機としては間違いなくいいのだけれど、大変残念ながらサイズが合わない。よってわたしはパス。

ちょっと過去の製品になってしまいますが、上記OpenMoveよりも装用感がよく、自分でも長時間つけていれそうだったのがAfterShokz Air。この製品は耳あての部分がぷにぷにした素材でできていて、柔らかくベアクローされているような感覚だったのでした。聞こえてくる音も若干柔らかめ、マイルドな感じになりましたが、少なくとも長時間つけているのであればこちらのほうが明らかに頭蓋骨にはやさしいかな、と。お値段的にも13,000円程度とまずまず良い感じでしたし。

で。私の逡巡がしばらくありまして。購入するのであれば、やっぱり最上位機種のAeropexが一番装用感がいいのでこれ1択。でも、2万円をポーンとだす勇気もないし、だったらAirでもいいんじゃないか。でもBluetoothの最新のコーデックに対応していないのもちょっと惜しいしなぁ。まぁでも、この骨伝導イヤホンを利用するシーンを考えればテレワーク中だけだし、だとするとテレワークに特化した骨伝導イヤホンだってあるんだよなぁ…(OpenCommという製品です)うーん、さて、どれを購入しようかなぁ…。

週末の家電量販店で悩むこと、1時間。結局、わたしは珍しく散財せずに家路についたのでした。決め手となるものがなかったんです。Aeropexはちょっと高すぎるし、Airは次世代機が出るまで待ちたいし、OpenMoveは耳のあたりを押さえつけられるのが気になってしまったし、OpenCommはテレワーク専用機として購入するには少しばかしお高いし。。。でも、欲しい。あー、欲しい。Aeropex、欲しい。そんなわけで、家電量販店からの道すがら、Amazon先生からAeropexをぽちっとしてしまったのでした…(我ながらなんて優柔不断なんでしょう…)

今日は打ち合わせらしい打ち合わせがなかったので、この子の真価は明日移行に発揮されるでしょう。そのときに、私の迷いに迷った結果が正しかったかどうか、はっきりすることになります。とりあえず、久しぶりにほしいと思ったイヤホンを購入することができて、わたしの所有欲は満たされました。いい製品ですから、実際に試してみてから購入してみることをお勧めしますよー。