ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

グラボの高温の原因は

私のGPUの温度が異常に高温になってしまう件。原因がわかりました。大変にお恥ずかしい話ですが、自作erの皆様もどうか凡ミスにはお気をつけて…。

本日の駄文

Amazonのタイムセール、実施中ですね。今回もまた喜び勇んでなにか購入しようと考えていたのですが、結局買ったのは割引されていない品物だったりして。今回の目玉は密かに東芝のテレビなんじゃないかと思っています。でもなー、いまテレビ壊れていないしなー、惜しいなー、と考え中…。

グラボの高温の原因は

ここのところ、私のメインPCはグラボの気温が異常に高温になってしまうのが気になっていました。 その温度、約90℃。おそらく温度が高すぎてパフォーマンスが十分に発揮されていないだろうし、それ以上に寿命が縮んでいると考えてしまうと、怖くておいそれとPCゲームができません。今流行りのAPEXなんて私まったく興味ないので、そこそこゲームができれば十分なんですけど、それにしてもこの温度の上がり方はいったい何なんだろう…と首をかしげていたわけです。
hamabasso.hateblo.jp

で。いろいろとわたしも考えました。考えて、この夏休みにいろいろな策を講じ、ようやくその原因を突き止めたので顛末を記していきたいと思います。すごい回り道した結果、大したこと無い結論に行き着いたわけですが…(泣)みなさまのご参考になりましたら幸いです。

1.CPUクーラーを空冷から簡易水冷に換装

まず第一に考えたのが、ケース内の空気が滞留してしまい、その結果PCケースが高温になってしまいグラボも高温になっているのではないか、と。ここでHWInfoなんかを参考にして各所の温度を冷静に見てみました。結果、異常な温度になっているのはグラボだけだということがわかりました。 CPUやマザーボード、HDDは温度が上がっても50℃から60℃の間を行き来しているので、問題はなさそう。

そこでまず、なんとなく(これが一番の敗因)CPUの簡易水冷をチャレンジしてみようと思いました。取り付けたのはCoolerMasterの下記製品。製品選択の決め手は価格だったりもするのですが、ARGBだったりするのをマザーボードから制御してみたかったりしたのです。結局この辺りは新しもの好きというのもあるし、だいいちCPUクーラーの空間がごそっと空きますので、そのあたりで空気がうまく流れてくれるといいなぁと思ったのでした…。

CPUファンを前面に配置(吸気)、さてスイッチ・オン!おぉ、きれい。ARGBのにぎやかな電飾が私のこころを癒します。でも、残念ながらあんまり冷えてないみたい。CPUの平均温度も意外と高値平均しているし、肝心のGPUの温度も変化なし。空冷から水冷に変えてみたのは見た目良い変化だったのですが、温度的にはあんまり効果なし(というよりもむしろ悪化してしまった…)という結果に終わりました。

2.ケースファンを増設してみる

CPUのラジエーターを最初に取り付けたのは、ケース前面でした。そこに吸気方式でファンを設置したので、PCケースの中に取り込まれるのは高温の熱気だったのでした。そこに気がついた私、PCケースの上面(トップ)にラジエーターを移動し、排気方式で設置することとしました。本当は静音性を優先したいのですが、致し方ない。背に腹は代えられない。ラジエーターを上面に持っていったことで、PCケースの前面はブランク状態になります。

そこで。ケースファンを増設してみることとしました。私のいまのMicroATX対応のケースでは前面に2個、背面に1個のファンを着けられます。そこで、前面に140mmファンを2個導入しました。購入したのはサイズの下記製品。120mmファンのネジ穴でも140mmファンを設置できるのがメリットです。(ケースによっては大きさが干渉してしまって取付不可かもしれませんのでお気をつけて…) 

さて、どうなる。温度はさきほどよりはかなり下がりました。CPUの温度もだいたい50℃あたりをうろうろするようになりました。しかーし、肝心のGPUの温度は変化なし、です。ゲームを起動するとやはりぐんぐん温度上昇、90℃付近で打ち止め。このGPUそのものがすでに故障しているのか?そんな懸念すらでてきました。

3.GPUの設定を変えてみる

であれば、すこしGPUそのものの設定を変更してみたらどうなるんだろう。いままでは特に触れてこなかったコンフィグをいじるところを考えました。使ったツールは、これもみなさまおなじみ、MSI製AfterBurner。すこしいじってみて、控えめな設定にしたら温度も下がるのではないかと思ってみたのですが…これも全然変わらない。試しにゲームの設定もグラフィック「標準」設定から「低」設定に変更したのですが、これでもだめ。やっぱりGPUがご臨終…?そう考える自分がいました。

4.蓋を開けてじっくり観察したら…?

最初からやればよかったのですが、ここでようやく、蓋を開けた状態でPCを起動してみました。もちろん正常稼働します。HWInfoで各所の温度を測定してみると…この状態でもやっぱりGPUが高温なのは変わりません。そもそもなんで最初からこの状態で観察しなかったんでしょう。ファンを増設する前に、ここで少し問題の特定もできただろうに。そして、目を凝らしてケースの中を観察します。ケースファンは回ってるし、アドレサブルRGBはきれいだし、グラボもきちんと…あ、あれっ?

よーく、よーく見ると、グラボの2つあるファンのうち、1つが回っていないことがわかりました。さらに確認すると、8ピンの電源ケーブルがファンを噛んで回転していないではありませんか!なんという大失態!まさかケーブリングの処理が原因だったとは!!!理由がわかればあとは簡単、ケーブル配線やり直して電源をオン、ファンも2個正常に回りはじめ、GPUの温度も高くても70℃行かないくらいに落ち着いたのでした。

5.まとめ

今回は本当に自分の無能さを思い知らされました。まさか自作PCでこんな基本中の基本でハマるとは…。いままでこの状態でも問題なく動いていたGPUにも驚きですが、とはいえ完全体のGPUでベンチマーク回したら今までよりもスコアが二割良くなりました…。まさしく「ばっかじゃないの?」状態です。

GPU不良に備えて、実はGPUも新たに手配してしまっていたのですが…今回も結果的には無駄な出費となってしまいました。でも、いいんです。古いGPUから新しいGPUに変更できて、気分的には良いのです。ということにしておきます。こうやって、自作PCのスキルはあがっていくんだなぁ…と、情けないやら不甲斐ないやら、でも確実に成長している自分なのでした。

で。代わりに購入したGPUは、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したGeForce RTX3060。本当は1660Superあたりで十分なんですけど、向こう何年かこのGPUと心中するつもりで購入しました。しかし本当にここ最近のGPU相場は高いですね。私もなんとか60,000円で購入し、最新のベンチマーク回した結果には満足していますが…しかし、それにしても、60,000円。高すぎる…。どんどんまた貯金が減っていきます(号泣)