ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

3社シェーバー剃り比べ(Philips/Panasonic/Braun)

三者三様、電気シェーバーを実際に購入、比較してみました。今年の夏の自由研究です。みなさまのご参考になりますと幸いです。

本日の駄文

2023年夏の艦これイベント。相当疲労困憊しています。最初の海域(E1)のボスのあまりの強さに、難易度丁を選択。その後も丙を選択しまくり、なんとか気力を保っています。今回、難易度激むずじゃないですか、運営さん…。

3社シェーバー剃り比べ(Philips/Panasonic/Braun)

夏休みの自由研究ではないですが…ことしの夏のセルフ検証記事です。

はじめに

私は、ずーっとシェーバー、なかでもフィリップス製品を愛用しています。それは、昔々はひげもそんなに濃くなく、肌は弱かった私にとってジャストフィットする銘品だと信じていたからです。事実、昔々の私の記事にもPhilipsを崇める記事を掲載しております。2015年て、随分前なのね。

hamabasso.hateblo.jp

で。このときから数えると4~5台Philipsを継続して愛用してきました。使っていたのは、各種サイトでも評価の高い7000シリーズです。一番肌に優しいというその言葉通り、Philips社製のものを利用してから肌荒れの経験ゼロです。また、回転式のシェーバーなので自分で油をさす必要もなく、メンテナンス面でもとても有用なものでした。

ただ…Philipsの泣き所は、やはりどうしても剃り残しがあることです。時間をかければ深剃りはできるのですが、どうしても剃りきれないひげが数本残ってしまい、毎朝それを鏡見ながら毛抜きで抜く、というルーティンが発生してしまっていました。これが気に食わない。毎回飛び出るアホ毛を処理しながら思いました。他の会社のシェーバーはどんな剃り具合なんだろう、と。

大昔は、まだ家電量販店でシェーバーの剃り味を比較させてくれたこともありました。その時に利用したBRAUNは確かに深剃りできたけど、肌への負担が重すぎてヒリヒリしてしまって使えなかった。果たして今はどうなのか。ちょうど実家で過ごす期間が長かった私、これはチャンス(?)と、外出用のシェーバーをセレクションするつもりでPanasonic製品を購入、その後ほどなくして比較対象としてBRAUNも購入してしまい、我が家に3社のシェーバーが揃ったのです。ここまでお金をかけたからには、徹底的に使い倒してみようじゃないの。ほぼ2週間、シェーバーをとっかえひっかえ試したレポートです。うーん、今回も前文が長い…。

ブラウン/パナソニック/フィリップス。
パナソニック(ES-ST6T)

長年の友、Philipsの代わりに試したのが、まずはPanasonicのラムダッシュシリーズです。昨年(2022年?)ちょうどモデルチェンジが行われており、昨年までのメカニカルな印象からモダンな印象へイメチェンした感もありますが、私が購入したのは旧モデルのものです。価格は12,000円くらいでしたでしょうか。そこまで高くない、まずまずのモデルです。(パナソニックは3枚刃/5枚刃/6枚刃とラインナップがあります)

剃り始めて感じたのは、剃っている場所が明確にわかること。失礼ながら、いままで利用していた回転式のものは、どこを剃っているかイメージでしかわかりませんでしたが、往復式のシェーバーは「狙ったところを剃れる」のが新鮮でした。(これが上位モデル(5枚刃/6枚刃)だとどうなるのかはわかりません…)

また、ひげを一番ズバッと剃れると感じたのもパナソニックでした。単純に狙いを定めやすいことに起因するのかもしれませんが、剃り残しのアホ毛はゼロ。これは単純に爽快感があり、朝の髭剃りタイムが一番短く済む、という世間の評判も頷けます。また、

反面、肌へのダメージは一番キツめかなぁ、という印象。一回肌の出血があったり、ヒリヒリ度合いが一番あったのもPanasonic。これは毎日利用する自信が、あまりない…。ハイリスク/ハイリターンという印象です。

Braun(9シリーズ)

Panasonicのシェーバーに気を良くした私、次はBraunを試してみたくなりました。ブラウンといえば、さきほども述べた通り「超強力」な印象がありました。それも10年以上前の話、いまのブラウンは肌当たりが良くなったという世の中の評判があります。さて、私の肌ではどんな感じになったのでしょうか?試したのは一番いいヤツ、9シリーズの型落ち品、9360cc-Vです。本当は最新式の9400番台が欲しかったのですが、1年違うと1万円以上実売価格が違うんですよねぇ。

で。剃ってみて思ったのが、ヘッドが動くことが新鮮。おそらくパナソニックでも高級機になるとヘッドが動くんだと思いますが、顎の剃り方がとてもスムーズに動きます。反面、可変ヘッド状態だとシェーバーを肌に垂直に当てることができないため、深剃りという点では一歩及ばないところがあります。まぁ、それを補うための機構(ヘッドロック)が備わっているので、このあたりはシェーバーの使い方によるのかもしれませんが。

剃り心地は…明らかにPanasonicよりも肌に優しい感じがします。パナソニックは皮膚の荒れや出血などが時々ありましたが、Braunはそういったことはないです。ただ、どちらが深剃りできるか…という観点ではPanasonicに軍配が上がるでしょうか。とにかく剃れるPanasonic VS それなりにいい塩梅で剃れるBraun、といった印象です。

ブラウンの良ポイントとして、もう一つ。自動洗浄付きのモデルに限った話にはなるのですが、Braunの自動洗浄はアルコールを使っています。衛生的、という部分以外にも往復式のシェーバーでなくてはならないお手入れの一つ「油差し」を考えなくていい、という利点があるようです。洗浄後のシェーバーもいい香りがしますし、なんとなくQoLが上がった充実した印象があります。ブラウンを買うのであれば、型番の末尾に「cc」が付くモデルを検討することを強くおすすめしたいです。

PHILIPS(7000シリーズ)

最後に。私が長年愛用しているフィリップスのシェーバーで改めて剃り味を確認してみます。私がここ最近愛用していたフィリップスは、7000シリーズ。9000シリーズは高すぎて手が出ず、肌にいちばんやさしいという評判の7000シリーズを発売直後にAmazonのセールで購入しました。

比較してみると…長年使った感じ、これぞフィリップスという感覚です。肌が荒れるとかそういった心配は皆無。髭剃りを使って肌が負けてしまいやすい方でも安心して利用できるのがこのシェーバーの特徴と言えるでしょう。とはいえ…その代償として剃り残しも結構あります。どこを剃っているのか分かりづらいので、遊び毛が数本残ります。とくに、顎の下に結構残ることが多く、これを毛抜で一本ずつ抜いていくという手間もあるのは事実です。

また、深剃りに関しては、致し方ないのですが苦手です。朝剃っても夕方に気になる感じは否めません。一日何度もひげを剃る週間のある方であればいざしらず、グルーミングを朝1回で済ませる大半の方で「ひげの濃い方」は、選択肢からは外していただいたほうが幸せになれると思います。ひげがそれほど濃くなく、かつ肌の弱い方には試していただきたい一品ですね。回転式のシェーバーですので、そもそも「油をさす」というメンテナンスがいらないことも良ポイントです。2万円という価格も魅力的。魅力的じゃないのは…専用アプリとかかな…1回も使いませんでした。必要性を感じない…

まとめ。私の相棒は…

3社、シェーバーを爆買いして剃り心地を比較してみました。各社、それぞれの特徴があるなぁという印象ですが、やっぱりまずひとつ判断材料として重要なのは「フィリップスか、それ以外か」というところです。回転式のシェーバーというのはそれだけで存在意義があると思います。私のいまの使い方にはフィットしなかっただけで、これじゃなきゃいけない人も必ず一定数存在するはずです。電気シェーバーを利用して肌がすぐ痛くなる、痒くなる、赤くなるといった悩みを持った方は試して見る価値、大アリです。

それ以外、ブラウンとパナソニックに関してですが…ここはもう素直に「好み」だと感じました。スパッと剃れて、多少の肌の犠牲(?)も厭わない。とにかく切れ味優先の方はパナソニック。そこそこの切れ味で、ある程度の妥協も許せる方で、手入れもさほど考えなくていい方は、ブラウン。おおよそこんな感じで判断いただいて間違いなさそうと思います。

あとは…気になるのはコスパという点も。パナソニックのシェーバーは、とにかく高い。中級機だって1.5万円程度しますし、最高級機は5万円を軽く超えてきます。これをぽーんと出せるかどうかでかなりイメージが変わってくるかなぁとは思いますねぇ。ストレスを感じたくない!方はパナソニックおすすめしますが、そこまで出せない、そこそこでも十分、手入れ楽なのがいい、っていう方はブラウンでも十分だと思います。私はなんせものぐさなので(苦笑)今回の相棒はブラウンになりました。いやー、試してみるって大事ですねぇ。

おまけ。シェーバーばっかりAmazonで見ていたときに、やたらと中華製シェーバーをたくさん紹介されました。経験則ではありますが、こういうのは、止めておいた方が良いです。肌への負担が高いことがおおい。深剃りできても傷つくことも多い。せっかくのお顔が傷ついてしまうと、せっかくのイケメンが台無しです。ある程度名の通ったメーカー(できれば主要3メーカー)から購入したほうが安全、安心だとは思いますよー。