ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

コントラバス弾きの「国産車」選び2020(6)再・MAZDA3

新車候補は2つに絞られました。でも本命はMAZDA3。乗り出し価格の高さがネックとなっていたのですが、そこに急転直下現れた救世主とは。

本日の駄文

緊急事態宣言の影響か、自宅近くの小さな飲食店が次々と「お休み」となっています。飲食店は政府からの補填があるのでまだマシかもしれませんが、飲食店相手の卸をやっている友人は「まじで大変」と嘆いておりました。コロナニュースは本当にいつもげんなりしますよね。少しは楽しい話題を自分から見つけていければいいんですけど。

コントラバス弾きの「国産車」選び2020(6)再・MAZDA3

前回のあらすじはこちらから。

候補者(車)のお二人。

私の求めるクルマ選び、絞られました。試乗してみて、荷室の積載量、エクステリア、インテリア、走行性能から取捨選択すると、以下の2台が候補です。予算は、ズバリ、コミコミ300万。ターゲットは、新車or新古車、デモカーアップ等の程度の良い中古車。

  • 本命:MAZDA3の2.0リッターエンジンモデル。ネック:価格の高さ。
  • 対抗:インプレッサの2.0リッターエンジンモデル。ネック:所有満足度の低さ。

MAZDA3、やっぱりかっこいいんです。見事な外装、内装。ガソリンエンジンでも2.0リッターモデルであれば満足しそう。(ついでに色もマツダの赤ならなお良い)しかし、いかんせん、高い。予算オーバーで、手持ち資金では一括購入は難しい。残クレ組んでもいいけれど、できれば現金一括勝負!といきたいところなんです。

インプレッサも良かったんです。視界も良いし、運転もしやすいし。お買い得感は高いんです。でも、やっぱり日本車然りという外装や内装にちょっとだけマイナスを感じてしまうんです。スバルの営業さんはほんといい人なんだけど…新車で購入するんならインプレッサかなぁ。なんて、数日は諦めに似た境地にいたのでした。

諦めきれず、MAZDA3の中古車を探してみる

このとき、世の中は2020年12月でした。MAZDA3、2020年11月に年次改良が入り、スカイアクティブXやディーゼルは仕様が一部変更となりました。ガソリン車は主な変更はないのですが、MRCC(レーダークルーズコントロール)の挙動が改良されたり、CTS(クルージングトラフィックサポート)の速度制限が無くなったり、サスペンションも細かい改良があったり…。新しいクルマがあったらそりゃそっちがいいけれど、年次改良があったということは、各地にデモカーアップの運転距離が少ない、程度の良い中古車が増えているのではないか?と推理してみました。

その予想、ズバリ。走行距離の短いMAZDA3がごろごろと全国各地に散らばっていました。なかでも、なぜか名古屋近辺にたくさん良いタマが転がっていたのです。走行距離、数百キロ、程度良好、グレードは2.0リッターのプロアクティブツーリングセレクション、色も赤。総支払金額はおよそ260万。登録が2020年3月なので車検が1年短くなるのは仕方ないけど、40万円安く手に入るのであれば、名古屋まで行って契約してきてもいいのではないか。そう考え、名古屋のディーラーの窓口にメールで相談してみたのですが…なんと1週間経っても返信すらありませんでした。シカトされるとは…やっぱりディーラー系の販社は、中古車も地元の人にしか売らないのかなぁ…。非常に残念です。(それでもメールの返信ぐらいよこしてくれてもいいじゃないか、ねえ。ケチ。)

他にも何社かMAZDA3の中古車(2.0リッター)を探してみたのですが、なんとなくピンとくるタマはなく。このとき私のテンションは激落ちくんだったのでした。

ダメ元で別ディーラーへ突撃してみる

マツダの「ワンプライス販売戦略」はなんとなくわかっちゃいます。価格.comなんかの口コミを見ても、車両本体価格からの値引きが極端に少ないのもわかっちゃいます。それでも諦めきれない私。じゃ、ダメ元で別ディーラーに行ってみようじゃないか。前回訪れたディーラーとは別のマツダディーラーへ。自宅からはちょっと遠いけど、試乗のアポを入れ突撃。営業さんはすこし癖のある方でしたが、実直で素直な方だったので好感を持つことができましたよ。

試乗したのは、希望していた2.0リッターエンジンのMAZDA3。以前試乗した1.5リッターよりも余裕を感じさせる走りです。攻めた走りであればもう少しクイックに反応してくれるパワートレインがいいのかもしれませんが、私ならこれで十分。やっぱりMAZDA3の2.0リッターが本命であることには変わりありません。

いよいよ商談。とりあえずこちらが思っていることはぜーんぶ話しました。1.5リッターがイマイチしっくりこないこと。インプレッサとカローラスポーツとも迷っていること。できれば赤が欲しいこと。試乗車でも良いから、なんとかコミコミ300万で欲しいこと。それを聞いた営業さん、奥に戻って価格を提示してくれました。なんと、MAZDA3 FASTBACK 20S PROACTIVE Touring Selectionの赤、新車乗り出し価格、298万。私、思わず変な声が出ました。「えっ!!!???」

こんなに安くて大丈夫なのでしょうか。裏があるのではないでしょうか。訳を尋ねると…年次改良前のMAZDA3の2.0、たまたまナンバープレートがついていない赤いヤツが1台倉庫にあるそうなんです。最新モデル(MRCCやCTSは改善前)ではないものの、こちらの事情をすべて汲んで「最初からファイナルプライスで出します」と。360度セーフティパッケージ、ナビ用SDカード、純正ETC、純正ドラレコ、その他もろもろオプション50,000円くらいつけて、税金諸費用ぜーんぶ含めて、この価格。すっかり気持ちが固まりました。「判子、押します。」

ということで。

なんか狐につままれたような気分です。自分が欲しくて仕方がなかった、MAZDA3。2.0リッターの新車、(しかも赤!)を、300万円で購入できるんですから。なにかの間違いではないのでしょうか?騙されているんじゃないでしょうか?いや、そんなことはない、しっかり書類でもらったから間違いない。うん。

確かに、自宅から離れたディーラーさんということだけがネックではあります。でも、今回のご縁、プライスレス。私の愛車は、MAZDA3となります。ただ、いろいろオプションを架装する時間がかかるらしく、納車は2月下旬までずれ込む見込みとのこと…。しばらくはクルマとはお別れした生活を送ることになりますが、新車としていらっしゃるMAZDA3、本当に楽しみに待つことにしたいと思います。

あぁ、やっぱりいつ見ても美しい…。はやく自分の手元にこないかなぁ…。現金一括で購入するのはイタイし、貯金もゼロになるけれど…でも、やる気、プライスレス。